こうならなかったら、真剣ではなかったということ
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
昨日は
ステップ3
その楽曲をシャドーイングする
昨日は次の文章でブログを終えました。
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この初回の訓練に真剣に取り組んだ方は、あることに気づくと思います。
もし気づかなかったのであれば、それはあなたが真剣にこのタスクに取り組まなかったから、といえるかもしれません。
その気づきとは?
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実際にこのステップを実践された方は分かると思います。
それは、
口が疲れる
ということですw
たった1回で筋肉痛になる方もいらっしゃいますw それだけ真剣に実践されている証といえますね。
シャドーイングを真剣にやったことがある人は、この「口が疲れる」という経験はあると思います。その「疲れ」の度合いは「洋楽熱唱」のほうが大きくなります。
昨日の記事では、ステップ3で下記のことに気づく、とお伝えしましたね。
曲に口がついていかない
口が回らない
曲の長さは3~5分と幅があるかもしれません。
たとえ3分だとしても、アーティストの歌声に合わせて、歌詞を一字一句正確にいうことを心掛ける。ついていけないけれど、口が回らないけれど、なんとかしがみついていこうとして(自分の中では超高速で)歌い続ける。
そうなると、口まわりの筋肉を酷使することになるのですね~。
もしも、あなたが疲れを全く感じなかったとしたら、真剣にやっていないのかもしれません。すべての単語を正確にはっきりと発音するように歌わなかったのかもしれません。もしくは、あなたがすでにある程度のレベルにあるのかもしれません。(後者であるといいですねw)
英語は抑揚がはっきりしています。また、日本語にはない発音もあります。ですから、日本語話者が英語を話そうとすると、これまで使ってこなかった筋肉を使うことになるわけですね。
これは一般会話でもビジネス会話でも同じです。歌の場合、そのスピードが異なり、さらに独特のリズムとイントネーションが、より筋肉を使うことになります。
そして、もう一つの大きな要素が「感情」を伴うということ。大好きな曲を歌う場合には、そこに感情を伴うことが多い。そうなると大声で歌うことになったり、あたかもアーティストになりきったかのように流暢に歌っているつもりになったりするわけです。そうなると、余計に口まわりの筋肉を使うことになるのですね。
でも、この疲れは「いやな疲れ」ではなく「ここちよい疲れ」ではありませんか?
そう思えたらしめたものです。ステップ3を繰り返し行う準備が整ったということです。
明日に続けます。
「曲に口がついていかない」のはなぜ?
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
昨日は
ステップ3
その楽曲をシャドーイングする
についての説明を始めました。
ステップ1と2を経て、「ようやく歌える!」と思った方もいるかもしれませんね。
いちおう「歌う」ことには変わりないのですが、ただ歌うのではなく「シャドーイング」をする、というところがポイントでした。
このステップでは歌詞を見ない。アーティストの歌声に耳を澄まして、それを追いかけるように歌う。曲に合わせて、歌詞を一字一句正確に発音することを心掛けながら歌う。
たいていの方が、ステップ3の初っ端で気づくと思います。
曲に口がついていかない
口が回らない
ということに。
まず、選ぶ曲にもよりますが、そのスピードについていけないというのが一番の大きな理由ですね。英語をしっかりと発音しようとすると、わずかだとしても物理的にどうしても時間がかかってしまいます。そのわずかな遅れが積み重なって、どこかで「ついていけていない」と自覚してしまうタイミングがやってきます。まあ、最初からそんなにうまくいかない、と思っておきましょう。
また、歌のシャドーイングというのは、ニュース英語やビジネス英語よりも難しい。実際の会話とは異なるリズムやイントネーションが使われているというのが、もう一つの理由。
むずかしいリズムやなれないイントネーションについていこうとしても、どうしても時間を要してしまいます、その部分がわずかだとしても。
さらには、かなり端折られているように聞こえる、ということ。おさらくアーティストはしっかりと一字一句の単語を歌っているか、歌おうとしているのだとは思います。でも、それがリスナーには聞こえない、ということが多い。一般会話でも「聞こえにくい」という部分はあるのですが、歌のほうが格段にその割合が大きくなります。「絶対にこの単語は言っていないよな~」という部分も歌のほうが多いですね。(中には「本当に言っていない」と確信してしまう、そんなアーティストの方もいますが…)
そんな部分をシャドーイングしようとしてもうまくいきません。そもそも何を言っているのか分からないのに、その部分についていくのは不可能といえるかもしれません。
さあ、あなたはステップ3の1回目のタスクを終えました。
いかがでしたでしょうか?
この初回の訓練に真剣に取り組んだ方は、あることに気づくと思います。
もし気づかなかったのであれば、それはあなたが真剣にこのタスクに取り組まなかったから、といえるかもしれません。
その気づきとは?
明日に続けます。
ステップ3は「歌う」ではない
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
ステップ1
その楽曲を真剣に聞く
ステップ2
その楽曲の歌詞を見ながら聞く
について説明してきました。
どちらもYouTubeを活用し、お気に入りの曲をそれぞれ10回ほど繰り返し聞きます。
そして、いよいよ「自ら歌う」ステージに入っていきます!
ステップ3
その楽曲をシャドーイングする
に入りましょう。
はい、「その楽曲を歌う」ではな「その楽曲をシャドーイングする」が次のステップ3になります。
ステップ2と同じ動画、YouTubeでの歌詞付き動画を見ながら歌います。
でも、このステップでは歌詞を見ません。アーティストの歌声に耳を澄まして、それを追いかけるように歌います。
曲に合わせて、歌詞を一字一句正確に発音することを心掛けながら歌いましょう。
お気に入りの曲ですから、これまで何十回も聞いてきたでしょう。そしてステップ1とステップ2でさらに20回ほど真剣に聞きました。歌詞も理解したはずです。
その曲を歌うのはそんなに難しくなさそうですよね。
でも、ステップ3の1回目で気づくことがあります。
それは
歌えない
ということ。
もっと正確に言えば
すべての単語を曲に合わせて発音することができない
ということですw
さらに言えば、私のように記憶力が乏しい人限定かもしれませんが
歌詞を再現できない
ことにも気づきます。
このステップ3では、アーティストの歌声に自分の歌声を重ね合わせることになります。
曲のテンポやリズムによるのですが、アーティストが歌う速度についていけない部分がでてききます、一字一句すべてを再現しようとすると。口が回らない、という表現が適しているでしょうか。
ニュース番組の音声や、日常会話、ビジネス会話の音声をシャドーイングしたことはあるでしょうか?
この「洋楽熱唱」のシャドーイングは、それらの音声のシャドーイングより難易度が高くなります。
歌の場合には、実際の会話とは異なるリズムやイントネーションが使われますから、それについていくのは難しい。
さらには、「そのアーティストでさえ、その単語を歌っているようには思えない」という場面に数多く出くわすことになる。
いや、アーティストさんもその単語を歌っているのだろうと思います。でも、実際のところでいえば「その単語を言おうとはしているが、明瞭に正確に歌おうとは思っていない」のだと思います。もっと正確にいえば「心の中ではその単語を発しているが、実際に発音される際にはその単語は聞こえない」ということです。
明日に続けます。
YouTubeを過信しない
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
ステップ1
その楽曲を真剣に聞く
に引き続き、
ステップ2
その楽曲の歌詞を見ながら聞く
の説明を始めました。
ステップ1もそうですが、ステップ2ではYouTubeを活用します。
歌詞表示がある動画を見る。昔は自分で歌詞を調べなければいけなかったのに、今では無料で歌詞付きの音声を聞くことができる。YouTubeは本当にありがたい存在です。
私のように面倒くさがりの人は、何ごとも手間がかかると続けることが難しくなると思います。YouTubeは「洋楽熱唱」の習慣化に欠かせない存在です。
でも、ここで気を付けていただきたいことがあります。
それは
YouTube動画の歌詞が正しいとは限らない
ということ。
YouTubeでは正式なビデオクリップが配信されていることもありますが、通常そこには歌詞の表示がありません。
歌詞が表示されている動画は、YouTubeで自ら動画を作っているかたが投稿しているものになります。ですので「その歌詞が本当に正しいか」というのを疑ってかかる必要があります。
といっておきながら、この「ステップ2」を始めた際には、素直な(?)私は、ある楽曲の歌詞付き動画を疑うことなく見続けてたのですがw
ある程度メジャーな曲であれば、本当に数多くの歌詞付き動画が投稿されています。その中から、特に気にすることなく1つの動画を選んで、それを見続けていました。
自分が聞き取れなかった部分の歌詞を注意して確認しながら、音声を聞く。
「あ、こう言っていたのか!」
「この単語が使われていたのか!」
という気づきを得て、感心していました。
正直なところ、「聞き取れていなかった部分」というのは、その歌詞を見ながら聞いても「本当にそう言っているのか」を自分で判断するのは難しいのです。何度聞いても「その単語が使われている」という確信をえることができない。
でも、これは自分のヒアリングの能力のせいだし、歌に付きまとう特有なリズムのせいなんだ、と自分を説得するようにしていたんです。そうすると、不思議なことに(?)そう言っているように聞こえるようになりますw
ステップ2の「その楽曲の歌詞を見ながら聞くのを始めて、数日が経過したタイミングでした。
その日は、なぜかいつも見ている動画をすぐに見つけることができなかった。なので、他の動画を見ることにしたんです。
歌詞付き動画は、その音声はどれも一緒ですし、その意味ではどの動画でもいいわけです。
「さあ、今日も歌詞を見ながら、このお気に入りの曲を楽しもう!」
ほどなくして
「あれ?」
という小さな驚きに遭遇することになりました。
明日に続けます。
この良習慣はYouTubeがあってこそ
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
ステップ1
その楽曲を真剣に聞く
について説明してきました。
お気に入りの曲を改めて真剣に聞く時間をとりましょう。
・すべての歌詞を理解する
・楽曲が伝えたいことを理解する
つもりで、一字一句逃さないように集中する。
そうすると
「歌詞をよくわかっていなかった」
ということに気づく。
さらに何回か集中して聞くと
「何度聞いてもわからない部分がある」
ことに気づく。
もう少し頑張って聞き続けると
「もしかしたら、○○〇といっているのではないか?」
と類推できるようになり、
いずれは
「あ、〇○○と言っている!」
という確信を持てる瞬間がやってくる。
この確信の瞬間がやってきたのであれば、このステップは終了です。
「えっ! でもいまだに聞き取れない部分があるんだけど」
と思われるかもしれません。
でも、何度聞いてもわからないものはわかりません。これは英語の曲に限らず、日本語の曲でも同じこと。
歌というのは、ふだんの会話とは異なる独特のリズムの中で言葉が発せられているので、類推するのがなおさら難しくなる。
それ以上時間をかけても無駄になりますから、わからない部分が残っていても気にせず最初のステップを終わらせましょう。
さあ、次のステップに進みましょう。
ステップ2
その楽曲の歌詞を見ながら聞く
ようやく歌詞を見ることになります。
私が若かりし頃は、CDに付属されている歌詞を見たり、もしくはネットで歌詞を調べたり、という手間をかける必要がありましたw
今は違いますね。YouTubeで、曲とともに歌詞が表示されている動画が数多くあります。それを見ればいいのです。
ステップ1では、歌詞の表示がない動画を見る。メジャーな曲でしたが、ビデオクリップが見つかるでしょう。その動画を見ながら、ステップ1を堪能する。楽しみながら学ぶことができます。YouTubeは本当にありがたい。
ステップ2では、歌詞表示がある動画を見る。この場合は、ビデオクリップではなく、YouTuberと言われる方々が作られた動画を見ることになると思います。
昔は自分で歌詞を調べなければいけなかったのに、今では無料で歌詞付きの音声を聞くことができるのです。YouTubeは本当にありがたいですね。
私が毎晩の「洋楽熱唱」を習慣化することができたのは、まさにYouTubeのおかげといっても過言ではありません。(あとは、毎晩大声で歌いたくなるような、日中の過度のストレスの影響も大きいです…)
面倒くさがりの私ですから、手間がかかると続けることはできません。YouTubeなしでは「洋楽熱唱」の習慣は身につかなかったと思います。
まさに、「YouTubeさまさま」なのですが、ここで注意しておくことがあります。
明日に続けます。
日本のアーティストの曲でも同じです
それは
「歌詞をわかっていなかった」
という現実でした。
お気に入りの曲というのは、その歌詞よりも、リズムや歌声に惹かれる度合いが大きい。歌詞は「なんとなく」のレベルでわかっていた「つもり」ということが多いですね。
そして「わかっていなかった」という現実に加えて、もう一つの自分を認識することになります。
それは
「真剣に聞いてもわからない」
という、もう一つの現実。
だから何度でも繰り返し聞きます。10回くらい真剣に聞く。
そうすることで、
「もしかしたら、○○〇といっているのではないか?」
と類推できるようになり、
いずれは
「あ、〇○○と言っている!」
という確信を持てる瞬間がやってくる。
何度も何度も繰り返し真剣に聞くことで、類推力を鍛えて、確信の喜びを手にいれる。
これがステップ1で得たい、得られるものです。
10回くらい繰り返し聞いていると、こういう体験を得ることができるのですが、すべての歌詞を聞き取れることはないでしょう。
昨日も書きましたが、歌というのは、ふだんの会話とは異なる独特のリズムの中で言葉が発せられているものです。
ですから、抑揚や文脈から単語を類推するのが難しい。
その状態で何度繰り返し聞いたとしても「分からないものは分からない」という部分は、どうしても残ってしまいます。
これは日本語の曲でも同じです。
「日本語の曲なのに分からないことなんてないでしょ」
と思うかもしれません。
確かに、歌詞を聞き取れないという曲はそう多くないかもしれません。でも、少なからず「よく聞き取れない部分がある」という曲はあると思います。
アーティストによるところもあります。クセがあって何を発しているのか分かりにくいというアーティストはいますよね。(そのクセが魅力なのですが)
あとは、日本語のほうが、聞き取れなくても「おそらくこう言っているのだろう」というのが類推しやすい、という側面があるので、自分の解釈を過信してしまう、という側面もあります。
歌詞を読んで「え! こういう言葉を歌っていたんだ!」と驚いた体験はないでしょうか。
母国語の日本語の曲でもこんなことがあるのですから、英語の曲で理解できない部分がより多くなるのは当然のこと。
このステップ1でショックを受けたり、また、このステップに長時間固執するのはやめましょう。
明日に続けます。
確信の喜びを手にいれる
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
英語学習という観点では。いきなり「熱唱」するのではなく、その前の準備が大切です。
具体的なステップとして、昨日は
ステップ1
その楽曲を真剣に聞く
について話しました。
お気に入りの曲を改めて真剣に聞く時間をとりましょう。
・すべての歌詞を理解する
・楽曲が伝えたいことを理解する
つもりで、一字一句逃さないように集中する。
何度も聞いている曲であっても「歌詞を正確にわかっていない」という場合が多い。「なんとなくわかっているつもり」という状態です。
一度その曲を真剣に聞いてみる、と分かることがあります。
それは
「やはり、わかっていなかった」
という現実ですw
曲のサビ、つまりは、曲中で何度も繰り返し歌われる同じフレーズについてはしっかりと理解できていたかもしれません。お気に入りの曲ですからね。
でもサビ以外の部分はどうでしょうか?
「わかっていたつもり」という部分がけっこうあったのではないでしょうか。お気に入りの曲ですから、自然に口ずさんだり、口に出さなくとも頭の中でリフレインをしたり、そんな場面は多くあったと思います。でも、そんなときに、具体的な単語を発していたか、というとどうでしょうか。自分が知っている単語を適当にあてはめたり、単語ではなくただの音声を発していたり、というのが現実ですよね。
お気に入りの曲というのは、その歌詞よりも、リズムや歌声に惹かれる度合いが大きいですから、それも仕方がないことです。
歌詞に注意して真剣に聞くことで「わかっていなかった」という気づきを得られる、その現実を認識する。そのお気に入りの曲を自分のモノにする、レパートリーの一つとするための最初のステップです。
そして、「その楽曲を真剣に聞く」ことで認識するのは「やはり、わかっていなかった」という現実だけではない。そのことにも気づくと思います。
それは
「真剣に聞いてもわからない」
という、もう一つの現実です。
はい、一度くらい真剣に聞いてもわからないのですw
歌というのは、ふだんの会話とは異なる独特のリズムの中で言葉が発せられているので、抑揚や文脈から単語を類推するのが難しいのです。
ですので、一度でなく、二度でも三度でも繰り返し聞きます。できれば10回くらい真剣に聞いてほしい・
そうすることで、
「もしかしたら、○○〇といっているのではないか?」
と類推できるようになります。
もしかしたら、
「あ、〇○○と言っている!」
という確信を持てる部分もでてくるかもしれません。
ステップ1で手に入れたいのは、まさにこの部分です。
何度も何度も繰り返し真剣に聞くことで、類推力を鍛えて、確信の喜びを手にいれていただきたいと思います。
明日に続けます。