「曲に口がついていかない」のはなぜ?
こんばんは。
「洋楽熱唱」を日々の英語生活に取り入れる。
昨日は
ステップ3
その楽曲をシャドーイングする
についての説明を始めました。
ステップ1と2を経て、「ようやく歌える!」と思った方もいるかもしれませんね。
いちおう「歌う」ことには変わりないのですが、ただ歌うのではなく「シャドーイング」をする、というところがポイントでした。
このステップでは歌詞を見ない。アーティストの歌声に耳を澄まして、それを追いかけるように歌う。曲に合わせて、歌詞を一字一句正確に発音することを心掛けながら歌う。
たいていの方が、ステップ3の初っ端で気づくと思います。
曲に口がついていかない
口が回らない
ということに。
まず、選ぶ曲にもよりますが、そのスピードについていけないというのが一番の大きな理由ですね。英語をしっかりと発音しようとすると、わずかだとしても物理的にどうしても時間がかかってしまいます。そのわずかな遅れが積み重なって、どこかで「ついていけていない」と自覚してしまうタイミングがやってきます。まあ、最初からそんなにうまくいかない、と思っておきましょう。
また、歌のシャドーイングというのは、ニュース英語やビジネス英語よりも難しい。実際の会話とは異なるリズムやイントネーションが使われているというのが、もう一つの理由。
むずかしいリズムやなれないイントネーションについていこうとしても、どうしても時間を要してしまいます、その部分がわずかだとしても。
さらには、かなり端折られているように聞こえる、ということ。おさらくアーティストはしっかりと一字一句の単語を歌っているか、歌おうとしているのだとは思います。でも、それがリスナーには聞こえない、ということが多い。一般会話でも「聞こえにくい」という部分はあるのですが、歌のほうが格段にその割合が大きくなります。「絶対にこの単語は言っていないよな~」という部分も歌のほうが多いですね。(中には「本当に言っていない」と確信してしまう、そんなアーティストの方もいますが…)
そんな部分をシャドーイングしようとしてもうまくいきません。そもそも何を言っているのか分からないのに、その部分についていくのは不可能といえるかもしれません。
さあ、あなたはステップ3の1回目のタスクを終えました。
いかがでしたでしょうか?
この初回の訓練に真剣に取り組んだ方は、あることに気づくと思います。
もし気づかなかったのであれば、それはあなたが真剣にこのタスクに取り組まなかったから、といえるかもしれません。
その気づきとは?
明日に続けます。