英検準1級からの学び
昨日の記事で英検準1級に合格したことをお話ししました。
「英検準1級程度で何を偉そうに言っているの」という声も聞こえてきそうですが(笑)。
今しばらくお付き合いいただければ、と思います。
ほんの数か月の勉強で運良く合格できたわけですが、強いて勝因を挙げるとすれば、
・一つの教材で何度も繰り返し学習したこと。
・その教材が、英検準1級のテストに特化したものであったこと。
であると思います。
この時、準1級を取得する目的は明確でした。
それは、「就職に有利になるように資格をとる」ことです。
(正直、英検準1級という資格が就職に有利に働くことはなかったと思いますが…、それはまた別の話です。)
「英語力の証しとして試験合格を目指す」
というのではなく、ただ資格が欲しかったのですね。
その為には、テストに合格すればよい。
合格するためにはテストに特化した勉強をすればいい。
ベストの教材は、テストの過去問と参考書である。
というように、ただテストに受かる為だけの勉強をしたのです。
目的に沿った手段を選ぶことが本当に重要だということに気づきました。
時間の制約も手伝ってか、ゴールへの最短距離を走ることができたのだと思います。
人生のあらゆる側面において、「目的を見据えた手段を選択すること」は本当に重要です。
(と偉そうに言っておきながら、いまだに、そのような行動をとれない自分がいるのは恥ずかしい限りですが…)
「目的と手段」の重要性への気づきに加えて、この試験合格で得られたものがもう一つあります。
それは、
「自分は英語ができるんだ」という、自信(と言う名の勘違い)
です。
自分に対する自信は本当に重要ですね。
それが勘違いであっても構いません。
いや、勘違いをうまく利用するべきですよね、人生を幸せに生きるためには。
この「自分に対する肯定的勘違い」の重要性を当時は強く認識していませんでしたが。
この試験受験と合格は、大学時代の英語学習で唯一得られた経験と学びでしたが、自分にとって本当に貴重なものでした。