旅とは人の優しさを知る体験
こんばんは。
「50人中1人だけ外国人」ツアーの話を続けます。
初日のバス移動でさっそく嫌な流れに入っていきそうなことを感じていました。
「このまま1人孤立してしまうのか?」「この状況でよいのか?」と自分に問いかけます。
ですが、結果的にはこの状況が続いたのは半日だけでした。
何が起きたのか?
何かが起きたのではありませんでした。
思い切って自らアクションを起こしたのです。
最初の目的地はローカルレストランでのランチ。そこでは4~5人ほどに分かれてテーブルを囲みます。グループやカップルで参加している人がほとんどで、1人での参加は私以外にもう1人だけでした。
そのような状況では、どこに座るのかにも気をつかう始末(笑)。冷や汗を感じながら、席に着いたことを覚えています。
ここで私は意を決しました。ようやくです。追い詰められたのが奏功したのかもしれません(笑)。
私は同じテーブルを囲む人に話しかけたのです。グループのメンバー同士で話している彼らに割って入ったのでした(笑)。
彼らは英語も理解してくれますから言語的には問題ありませんでした。
この第一声で気持ちが楽になりました(笑)。
その後の移動中のバスの中やカフェ休憩でも、周囲の人に積極的に話しかけました。話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかける。
フレンドリーな人たちばかりで、初日のディナーからは完全に馴染むことができたのです。
観光名所でのツアーガイドの説明の際には、周囲の人が英語での通訳を買って出てくれました。
ディナーの後、お茶に誘ってもらったり、一緒に飲みにいったりしました。
私がいると母国語ではなく英語で話さないといけないのに(笑)。本当にありがたいことでした。
慣れない環境に飛び込み、そこで適応していく、切り開いていく、という体験。
そのような行動をとることの大切さを強く認識しました。
さらには、「人は本当に優しいんだ、親切なんだ」ということを実感。
ガイドさんも優しくて、私だけに話しかける時は英語を使ってくれましたし。
そして、一緒に旅したメンバーのうちの1人とは、今でも連絡をとりあっています。この旅で、新しい人との出会い、つながりも得られたのでした。
この旅は私にとって本当に思い出深い体験となりました。
訪れた国での新体験だけでなく、旅した環境における新体験、さらには、そこで、その後もつながる人との出会い。そして、人の優しさを心の底から感じることができる。
旅は、このように多くの素晴らしい機会をもたらしてくれます。
旅に出たくなりましたか?
私は早く次の旅に行きたくてたまりません!