かつて「キンミヤ」が4Lペットボトルで売られていたことをご存じでしょうか
こんばんは。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
今日は本当に寒い一日でした。私の住む地域では一日中日が差すことがなく、気温が全く上がりませんでした。
これからますます寒さが厳しくなりますから健康管理にはより一層気を付けたいものです。私は幸いにも週前半から体調が良くなってきましたので、逆戻りしないように注意したいを思います。
さて、今日もキンミヤの話を続けますね。
昨日の記事では、宮崎商店が4Lペットのキンミヤの販売を止める決断を下したことをお伝えしました。当時同社の4割の売上を占めていた4Lサイズの販売を止めたのですから、かなり思いきった決断です。
吞兵衛の皆さんはご存じだと思いますが、値段がお手頃な甲類焼酎の中でも、もっとも安い価格で入手できるのが4Lのペットボトルの焼酎です。
「甲類焼酎なんてどこのものでも変わらない。それより、安くたくさん飲みたい。」という(私のような)人に打ってつけなのが4LPETの甲類焼酎なのです。最終消費者だけでなく、居酒屋さん等お酒を提供する飲食店にとっても、この4LPETを利用するか否かががお店の利益に直結します。
安いお酒を提供するお店では、いや、それなりの価格で提供しているお店であっても、昔も今もこの4LPETが使われていると思いますね。
消費者や飲食店にとっては大変ありがたい製品なのですが、販売側にとっては非常に厳しい製品です。
銘柄にこだわらず、ただ「安い焼酎が欲しい」というお客さんは価格だけが購買の基準だからです。
以前のキンミヤはまさにその土俵で勝負をしていたのでした。競合の製品と同様の価格で勝負せざるを得ず、同社の売上の4割を占めながらも、利益をほとんど稼がないどころか、赤字での販売を続けていたと言います。
宮崎商店の社長は「このままほとんど儲けにならない商品を売り続けていくのか」という思いと、「キンミヤは他より絶対高質の甲類焼酎なのに、このままの価格で販売し続けるのか」という思いを合わせ持っていたようです。
この「キンミヤは他より絶対に高品質だ」という思いは、4LPETに貼られているラベルが物語っています。
明日に続けます。