ラベルデザインと透明瓶のマッチングが素晴らしい これがキンミヤブランド確立の大きな要因
こんばんは。
今晩も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
週初めの月曜日はいかがお過ごしになりましたでしょうか。私は朝から全力投球で一日を過ごすことができました。いいことばかりではありませんが、アクションを起こし続けたことは間違いないですね。仕事に集中して取り組むと、やはり帰宅後の一杯はうまいですね。
さて、今日もキンミヤの話を続けます。
昨日の記事では、4Lペットの「好きやねん」というキンミヤ焼酎の販売を止めるのと時を同じくして実行に移した施策が奏功したことをお伝えしました。
新たに市場投入した720mlや300mlの瓶が、キンミヤブランドの認知に繋がったのでしたね。
キンミヤといえば、キッコー宮が中央に描かれたブルーを基調としたラベルデザインが象徴的です。このデザインが、その認知度向上に大きく寄与したのは間違いないでしょう。
レトロな感じがありながらもかわいい、と言えばよいでしょうか。高級感をも醸し出す秀逸なデザインですね。
このボトルを目にしたお客さんが「私も飲んでみたい」と思いキンミヤをオーダーする。別のお客さんもそれを目にしてキンミヤをオーダーをする。
こういう好循環が生まれていったように想像します。
焼酎の瓶といえばだいたい茶色が多いですが、キンミヤの瓶は透明です。この透明な瓶とラベルデザインのマッチングも素晴らしいですね。
茶色の瓶から焼酎をグラスに注いでいる光景を想像すると、そこにはおじさんのイメージがありませんか?一方で、透明な瓶に特徴的なブルー基調のラベルが施されたキンミヤを注ぐ光景の中には、若者や女性の姿が思い浮かびませんでしょうか?
このようにして、キンミヤが若年層や女性層の支持を獲得することにも繋がったと推測します。
キンミヤの認知度が上がるに伴い、4Lペットボトルに比べると割高である小サイズ製品であるにも関わらず、これらの売上は着実に増えていきました。
そして、4Lサイズを止めてわずか1年でキンミヤ焼酎の売上は元の水準に戻ったのです。
マーケティングの教科書に成功例として出てきそうな話です。ブランドイメージを高めることにより、低価格競争から抜け出し、その製品を別のポジションに置くことに成功したのです。
素晴らしいマーケティング戦略ですね。
ですが、キンミヤ飛躍の理由はこれだけではないようです。
明日に続けます。