旅先での日本人のお金に対する感覚 日本人ツアーで感じた私見② チップの額から日本人の意識と行動を考えた
こんばんは。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
週末初日の本日はいかがお過ごしになりましたでしょうか。
私は恥ずかしながら、出だしで躓いてしまい多くの時間を無駄にしてしまいました…。
まあ、「こんな朝もあるさ」と気を取り直して、その後は挽回することができましたが。
昨日の記事では、日本人が「無駄にお金使いすぎでは?」と思った経験として、ある日本人ツアーでの体験についての話を始めました。今日も続けます。
それはある有名な洞窟に小型ボートで漕ぎいるというものでした。
洞窟から出てきたところで、漕ぎ手の方にチップを払う流れとなっていました。
ツアーガイドさんは「少額のチップで構いませんよ。あまり多く払わないでくださいね。」と事前に参加者に伝えていました。
同じボートに乗っていたのは5人ほどでした。
その中の一人の方が何を思ったのか、その通貨での一番の高額紙幣(日本円にして7000円ほど)をチップとして差し出したのです!
「感動した!」とその体験に対して大判降るまいをした感じでした。
体験への感動としていくら払うかはご自身の自由です。
ただ、この場合のチップは体験に対してではなく、漕ぎ手の方へのサービスへの対価だと思うのです。
私は「何てことをしてくれるんだ。一気に基準を高くしないでくれ!」と内心思ってしまいました(笑)。
この方の行動に釣られて(負の?)影響が出始めます。
残りの皆さんも次々と高額のチップを支払っていくではないですか。
集団心理というか、日本人の右に倣え体質なのか、私の悪い予感が的中しました。
日本人がチップという習わしに慣れていないのもその背景にありますね。
ちなみに、私はガイドさんに言われたように(?)相場の額のチップを渡しました(笑)。
高額チップの流れに逆らう私の行動でしたが、その船頭さんは既にもらった額に大満足のようすで、私のチップは気にも留めず、笑いが止まらない感じでした。
客観的に見れば、その漕ぎ手の方のサービスに7000円は不相応なものです(と、私は感じました)。
ガイドさんは、これまでに幾度もこのような状況を見てきたのかもしれません。だから「あまり多く払わないでください」と私たちに伝えたのでしょう。
日本人はお金に対して緩く、価値に見合う金額を支払うという考え方が希薄であるように感じた体験でした。
西洋の方とは真逆の姿勢だと感じたのです。
明日に続けます。