アラブのお茶に魅せられた私が手に入れたかったもの 今ではお猪口がわりになっていますが… 手に入れた後で自分の至らなさを知った体験
こんばんは。
本日もようこそこのブログにお越しいただきました。ありがとうございます。
昨日はバザールでの私の失敗談をお伝えすべく、その前段をお話しました。
いつも前振りが長くなりすみません(笑)。今日は本題に入りますね。
アラブで供されるお茶の虜になってしまった私ですが、お茶そのもの以外にも私を惹きつけたものがあります。
それは、
チャイグラス
です。
トルコでは「チャイバルダック」と呼ばれています。
チャイを注ぐグラスのことです。
持ち手がなく、真ん中のあたりがくびれているのが特徴の、小さなチューリップ型のグラスです。
私はこのグラスを手に入れたい!と思ってしまったのです。
(ちなみに、現在は日本酒用のグラスとして使っています…。チャイは全くと言っていいほど飲んでいません…。)
ただ、どこで買えばよいのかわかりません。
明朝には帰国便に乗るという夕方に、私は事前に何の調査もしないままバザールへと向かっていました。
前日の市内観光ツアーで立ち寄ったバザールで、気になるチャイグラスを見かけたのを思い出したのです。
「もう時間がない」と焦る気持ちでバザールへ急いだ、というのが実際のところです。
一度訪れた場所ではありますが、バザールはまさに迷路のように入り組んでいます。
前日見かけたチャイグラスが売られていたお店を探すのにも一苦労しました。
この状況でありながらも、私は「できるだけ安く買う」というポリシーを胸に抱いてはいました。
チャイグラスを見かけた数件のお店でその値段を確認しました。どこのお店の値段にも大差はありません。
グラスが頑丈なことを示すために、実際に床に叩きつけるというデモをしてくれたおじさんの熱意に動かされ、あるお店でチャイグラスを購入しました。
値切ることは忘れません。
より安値を提示してきたおじさんからチャイグラスを手に入れ、「良い買い物をした」という思いでその場を後にしたのでした。
ですが、後で思い返すと、私の行動には二つのマイナス点があることに気づきました。
それが、昨日の記事でお伝えした
「その相場を知っておくこと」
「何軒か比較すること」
という二つのポイントを押さえなかったことです。
まず、私は相場を調べないままバザールに行ってしまいました。
これでは提示される価格が適正なのかどうか分かりません。どこまで値切れるのかも分かりませんよね。
次に、複数のお店での比較が不十分でした。
たしかに何軒かのお店には訪れたのですが、一回値段を聞いただけ。
値引き交渉をしたのは最後に購入したお店だけでした。これではどのお店が一番お得なのかを比較していないのと同じですよね。