「相対差」と「絶対差」
こんばんは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
鍵山さんの書籍を大量に読む中で多くの気づきと学びを得ることができました。
一人の著者の作品を短期間で大量にインプットすることは、その人の考え方・生き方を理解する、自然と腑に落ちる、そういう機会をもたらしてくれると考えています。
鍵山さんの書籍の中に「相対差」と「絶対差」という言葉について何度も述べられています。
「相対差」とは周囲との比較。
鍵山さんは次のようにおっしゃっています。
「相対差の世界で生きていると、いつまでも心の安らぎは得られない。本当の安らぎは得られない」
「いつ追い越されるかもしれない、いつ失うかもしれないという不安と恐怖がつきまとう」
「相対差の世界で生きていると、結果だけを追い求めるようになる。『終わりよければ、すべてよし』という考え方になり、途中の大切な手段を省くようになる」
「そうなると事業そのものに誠意がなくなる。誠意のない事業は一時期成長しても転落するのも早い。」
対して「絶対差」とは自分自身との闘い。
「比較するのは周囲ではなく昨日の自分。昨日の自分を超えることを誇りとするのが絶対差の世界」
「絶対差においては自信と満足が得られる。」
「絶対差の世界にいると心が落ち着く」
「絶対差は別名プロセス主義。つまり過程を大事にする生き方。勝つとかまけるという世界ではない。争わない世界。」
「プロセス主義は方法と手段に重きを置いて、その過程を大切にする生き方。」
「絶対差を追求するためには、何よりも過程を大事にすること。過程の中でも微差僅差の追求がもっとも重要」
「過程を大事にし、絶対差の世界で生きていると、『大きな努力で、小さな成果』にも耐えられる。結果において、揺るぎない自信と満足が得られるようになる」
さらには
「結果に現れた数字はたとえ小さくても、質では比べるものがないという世界。その具体的実践が掃除」
相対的、絶対的という言葉はよく使われますよね。
ですが、鍵山さんの書籍に出会うまで「相対差」「絶対差」という言葉はあまり聞いたことがありませんでした。
何となく意味は分かりますが、鍵山さんの文章を読むことで両者の違いが明確になりました。
そして、絶対的に「絶対差の世界」で生きるということが重要であることが腑に落ちたのです。
絶対差の世界で生きるにおいて、「掃除」「微差僅差の追求」「大きな努力で小さな成果」といった、鍵山さんの信念が貫かれていることを感じます。
本当に軸のブレがありません。
鍵山秀三郎さんの素晴らしさ・凄さを再認識するとともに、「絶対差の世界で生きたい、生きよう」という思いを強くしました。
同時に「他人と比較しない」という文脈の中で、私が好きな他の著者のことが頭に浮かんだのです。
明日に続けます。