「他人と比較しない」
こんばんは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
あっという間に週末を迎えてしまいましたね。
あなたのこの一週間はいかがでしたでしょうか?
私はタフな時間を過ごしました…。今日はお酒のピッチがいつもより早くなっています…。
さて、気を取り直して本題に入ります。
昨日の記事の結びで、鍵山秀三郎さんの「他人と比較しない」という文脈の中で、別の著者のことを思い出したことをお話しました。
その著者とは
楠木建さん
です。
ご存じの方が多いと思います。
楠木健さんは一橋大学大学院の教授で、経営書としては異例の20万部を発刊した『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010 東洋経済新報社)の著者としても有名な方です。
この本は分厚くて読破するのに時間がかかりましたが、本当に面白い本でした。
すっかり楠木さんに魅入られてしまった私は、その後彼の著書を立て続けに読みました。
その主張と語り口が面白く、時間を忘れて読みふけってしまったのです。
どの書籍もお勧めなのですが、個人的には『好きなようにしてください:たった一つの「仕事」の原則』(2016 ダイヤモンド社)にはまりました。
楠木健さんの考え方には共感するところが多く、どれもご紹介したいものばかりです。
その一つに、
「他人との比較が不幸をつくる」
という一節があります。
この一節が心に残っていた私は、鍵山さんの「絶対差の世界」について触れた時に、その大切さを再認識したのです。
その一節を紹介します。
「嫉妬という感情は、人間にとって最も不幸で醜い心の動き。この感情&人と比較すること。自分自身の有能感が原因。」
「大切なのは「自分がよければそれでいい」と思うこと。他者の恵まれているところにばかり目が向くが、全面的にうまくいっている、全てがハッピーなどという人は世の中に存在しない。」
「もう一つ大切なのは、「自分はフツウの人間だ」と思うこと。要するに謙虚であること。世の中の優れた大人は決まって謙虚。「人は人、自分は自分」という感覚をもっている。ダメな人ほど人と比較しては悩んでいる。バカバカしいにも程がある。」
本当に痛快な文章です。何度読み返してもスカッとします(笑)。
特に「嫉妬」についての記述に目を開かれた気がしました。
この一節を読んだときに、私は自分の心が晴れていくのを感じました。
まさに「バカバカしい」ことを続けている自分を恥じるとともに、何か救われた気がしたのです。
鍵山秀三郎さんと楠木健さんの文章を読んで、仕事に限らず生活全般において、「他人と比較しない」ことが生きることを易しくしてくれるように感じました。
さらには、他人と比較してきるよりは、より容易に自分を成長させることができると思うのです。
「人と比較して、勝手に悩んでいる」ことは本当にバカバカしい。
あなたもそう思いませんか?