当初の目的と違う展開 これぞ読書の醍醐味
こんにちは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
今日は夕方から外出の用事があるためこの時間に更新させていただきます。
昨日の記事では、「尊敬する人が勧める本を読む」という基準に則って、楠木建さんの『ストーリーとしての競争戦略』に出会ったことをお伝えしました。
あなたがこの本をまだ読まれていなければ、お盆休みを利用してぜひ読んでみてください。その面白さに惹かれてページをめくる手がとまらなくなると思います。
経営者を中心としたビジネスマンだけでなく、自分のビジネスを始めたい方や投資家の方にも響く内容です。
また、経済学や経営学を「難しくて自分とは関係ない学問」と考えて距離を置いてきた方にもぜひ読んでいただきたいですね。
この書籍を読んで「競争戦略について学ぶことができた」という本来のメリット以上に、感銘を受けたことが二つあります。
一つ目は「ストーリー」の重要性。「物語」の大切さです。これは企業の競争という分野だけでなく、個人の生き方・人生にも通じます。むしろ、私は後者を見つめ直す機会として、この書籍を読み進めていきました。
「物語」の凄さについては、別の機会に改めて書きたいと思います。
二つ目は、「楠木建さんの独自の視点」「楠木健さんの語り口の面白さ」です。
これは楠木建さんをご存じな方であれば、誰もが抱く思いではないかと思います。楠木さんファンの心を鷲掴みするのです。
「大学教授が書いた本」のイメージは、「お堅い内容を堅苦しく説明する本」ではありませんか?
この先入観を吹き飛ばしてくれる存在に出会ったのが驚きであり、嬉しかった。
また、経済・経営についての本との前提で読み進めていた私は、いつしか「ストーリー」について自分の考えを巡らすようになっていった。
そして、なにより、楠木建さんをもっと知りたいという思いに駆られたのです。
読書は、当初の目的と違う展開を受け入れていいと思います。というよりは、これこそが読書の面白さの一つだと考えています。
「思いがけない出会い」こそが読書がもたらしてくれる最高の利点の一つではないでしょうか。
この考えを強固にさせてくれた『ストーリーとしての競争戦略』は、私にとって本当に大切な書籍の一つです。
私はここから楠木建さんにのめり込んでいくことになります。
彼についての記事を読んだり、ブログを拝読し始めました。当然ながら、彼の他の書籍を読み進めていきました。
その数多くの書籍の中でも、特に私の心に響いた名著があります。
明日に続けます。