ロングセラーの理由 その歴史と気配り
こんばんは。
昨日の記事では、亀田製菓さんのロングセラー商品である『サラダホープ』についてお話しました。
残念ながら新潟県以外には流通していませんが、通販で手に入れることができます。他にもふるさと納税の返礼品になってもいるようですね。これは試してみたくなりますね。
なぜ新潟県でしか販売されていないのか? その理由はよくわかっていません。
一説によると、『サラダホープ』が予想以上にヒットしたため、県外への出荷を制限せざるを得なかった。生産ラインを拡充した後、再度全国販売を試みるも、そのころには他社の類似品が世に出回っており、後発品としてお店に扱ってもらえなくなっていた、ということのようです。
今や不動のトップメーカーである同社ですが、当初はこのような苦労もあったのですね。
この『サラダホープ』。サラダとは味付けの種類のことを指しており、塩味を意味しています。野菜味のスナックというわけではありません。塩にサラダ油を混ぜて製造することから、この名前がついたと言われています。食べたことのない私がその味を説明するのもおかしな話ですが…。
とはいえ、だいたいその味の想像はつきます。
亀田製菓さんは、サラダ味の商品を次々と市場に投入し、サラダ味のおせんべいは日本人にすっかりお馴染みの米菓となりました。
その後、1966年に『ピーナッツ入り柿の種』を発売したのはすでにお伝えしました。
そして、1967年に販売が開始されたのが『サラダうす焼き』です。
これもお馴染みですね。今では『サラダうす焼き』と『えびうす焼き』の2種類がありますが、発売当初は「サラダ味」のみでした。
そうです。『サラダホープ』で人気を博したサラダ味(塩味)を採用したのです。薄くてぱりぱりとした触感とサラダ味が絶妙にマッチしたこの商品は大ヒットに繋がります。
亀田製菓さんは『サラダホープ』での雪辱を果たしたのです。『サラダホープ』の轍を踏まないよう万全の生産体制を整えた、という話もあります。
翌年には、「えび」「チーズ」「しょうゆ」を加え、うす焼き人気を不動のものとします。
パッケージに気を使われているのも、うす焼きがロングセラーとして愛されている理由の一つでしょう。
発売当初は縦1列になっていたものを2列入りに変更、その後は現在の横3列へと改良しました。
柿の種のフレッシュパックもそうでしたが、「食べやすさ」への視点を忘れないのが、消費者に受け入れられるポイントですよね。
今現在では、ゆず山椒味が期間限定で発売されています。
私はこの『サラダうす焼き』の大ファンでもあります。
明日に続けます。
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木曜日は疲れがピークに達することが多いですよね。とはいえ今日踏ん張れたのであれば、明日は余裕を持って業務に取り掛かれるでしょう。逆に思い通りにいかなかったのであれば、金曜日に負荷がかかります。木曜日も本当に重要ですね。(すみません、結局毎日が重要です…)