「好きなことを仕事にする」を考える
こんばんは。今日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
「好きなことを仕事にしなさい」
これは良く聞くフレーズではないですか?
その通りだとは思っていても、そもそも自分の好きなことと仕事が結び付けられない。そう感じることはありませんか?
例えば、あるアイドルのことを「大好き」だとします。そのことは自明なのだけれども、このことで仕事をしようとする、お金を稼ごうとすると何ができるか?
そのアイドルの所属事務所に入社しマネージャーになるという方法はあるかもしれません。
その「夢」に向かって突き進む人生もありかと思います。むしろ、その方が「好きなことに忠実に生きる」と言えるかもしれません。
とは、いえ実際には現実と折り合いをつける必要がありますよね。
私が楠木建さんの書籍からとったメモを続けます。
「自分の好き嫌いをむき出しの具体で語るのではなく、自分の『好き嫌いのツボ』を知り、それを軸にして話をする。一段階抽象化して相手に説明する。」
このメモをとった章では、「付き合っている異性と興味が合わない。どうすればよいか?」といった相談に対しての回答が示されていました(と記憶しています)。
ですので、「仕事と好き嫌い」の関係についての直接の答えにはなっていません。
ですが、「異性との会話」でも「仕事」においてでも、氏の言わんとするところは一緒だと感じています。
ということで、このまま話を続けますね。少し遠回りになるかもしれませんがお付き合いいただけるとありがたいです。
「この銘柄のビールが好きだ」「この産地のワインが好きだ」「このスポーツチームのこの選手が好きだ」と具体的に熱く語ったとしても、相手がそれらを好きでなければ会話はかみ合わないでしょう。
これは、自分が話をされる側に立ってみると分かりやすい。自分が興味のないことを延々と話し続ける人に付き合うのは苦痛ですよね。
では、どうするか? それに対する答えが
「自分の好き嫌いをむき出しの具体で語るのではなく、自分の『好き嫌いのツボ』を知り、それを軸にして話をする。一段階抽象化して相手に説明する。」
ということです。
自分の好き嫌いを具体的に述べるのではなく、一段階抽象化して相手に説明する。このことを「好き嫌いのツボを知って、それを軸に話をする」という表現で述べられています。
「具体と抽象を行き来する」とか「抽象化して考える」ことの大切さについては見聞きしたことはありませんか?
私も「抽象化」というキーワードが気になり、何冊か対象の本を読んだことがあります。
とはいえ、「抽象化とは何か? 何をすればよいのか?」というのがなかなか分かりにくい。
この言葉自体が抽象的すぎてよくわからない。抽象化のためには具体的に何をすればよいのか、が見えてこない。
(こう書いているだけで、余計わからなくなってきますね…)
「抽象化とな何なのか?」
この問いに楠木建さんが答えてくれます。
明日に続けます。