完璧な計画より適時の修正
こんばんは。本日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える」よりも「行動する」。
昨日は、言い尽くされた感もあるこの言葉について改めて思考を巡らせてみました。
これからお伝えすることもこの内容と重なってきます。
今日のテーマは「計画に完璧を求めない」です。
物事が自分の思う通りに、計画通りに進むことはありません。
計画を立てるときに、いろいろな事態を想定し考えることは重要でしょう。それでも、その「考え」の範囲は狭く限られている。いくら深く考えたつもりでも、すべてを想定することはできないのです。
何が起こるかはわからないのですから、計画を立てることに時間をかけ過ぎることは賢い選択とはいえないのではないでしょうか。
重要なのは「スタートする」こと。まず「動く」こと。
そして、そこでの経験をもとに計画に修正を加えていくこと。新たな視点を盛り込んでいくこと。
こう文章に書くと自明のように思えても、なぜ私たちは「修正を加えること」より「綿密に計画を立てること」に重きを置いてしまうのか?
それは、「修正する」ことが、自分の「計画が間違っていた」ことの証明だと考えてしまうから。
自分の「能力が劣っている、不足している」ことを自他ともに認めることになってしまうから。
大事なのは「完璧な計画を立てる」ことではなく、動きながら状況に合わせて「修正していく」こと。
今後は、この視点がますます重要になってくるでしょう。
ビジネスの世界をみてみましょう。
日本においては、「大企業も安泰ではない」「年功序列が崩壊する」といったことは言われて久しいですよね。
ようやくその流れが目に見えてきて、実感することが多くなってきたのではないでしょうか?
今までのやり方にのっとれば、いい学校を出ていい会社に入るのが正解とも言えた。高度経済成長の恩恵を受けた日本においては、このルートに乗ることが無難で安全で、かつメリットの多い選択肢であった。「最適な計画」というのがあらかじめ決まっていたとも言えます。
でも、もはやそれは現実ではなくなりつつある。どんな計画が正解かはもはや分からなくなっている。
いい学校に入ったからといって、その後どうなるのかは不透明。
そうなると、自分のキャリアや人生に、完璧な計画など立てようもないのです。ここに時間をかけ過ぎるのは愚かな選択。
それよりも「動く」。そして「修正を加えていく」。
PDCAのPに時間をかけない、もしくは、思い切ってDから始める、という視点が重要ではないでしょうか。
頭でっかちで何も行動をおこせない人は、今後ますます厳しい状況に追い込まれていくような気がします。
あなたはどう思われますか?
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