初めて訪れた街で道を聞かれる もう一つの体験
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
なぜこんなにも多く、街角で道を聞かれるのか? 昨日は私が初めて訪れた海外の都市での体験をお伝えしました。
これに限らず、私は自身が初めて訪れた街で道を聞かれることが多いのです。しかも海外で道を聞かれることが。
昨日お話したのと同じ都市で、こんなこともありました。
訪れた街では「歩く」ことを第一の移動手段としている私ですが、公共交通機関を利用することもあります。タクシーはほとんど使いません。「貧乏旅行」体質が染みついている私には何の苦もないのですが。
この街を訪れた翌日に私はバスで少し郊外へ移動していました。
乗り換えのためにあるバス停で待っていると、一人の青年が私に近づいてきます。彼は旅行者には思えませんでした。バックパックも担いでおらず軽装だったので、恐らくこの国に住んでいる人では、という印象。日本と違い、ヨーロッパの国はいろいろな人種の人が済んでいるので、その人が旅行者かどうか判別するのは難しいのですが。
そしておもむろに私に話しかけてきました。
「〇〇に行きたいのだけど、どの方面のバスに乗ればいいか分かる?」
その街の名は知っていましたが、それがどちらの方角にあるのかは分からない。どのバスに乗ればいいかも分からない。
ガイドブックを開き、現在地とその街の位置関係を調べます。確信は持てなかったのですが、
「たぶん、道の反対側のバス停だと思うよ」
と彼に告げました。
彼が待っているバス停に、ほどなくしてバスが到着しました。乗り込む前に彼は運転手に話しかけています。恐らくこのバスが目的地に行くのかどうかを聞いていたのでしょう。
道の反対側で様子をうかがっていた私に、彼は微笑みを浮かべながら、右手の親指を上にあげました。私の指示が間違っていないことが分かった瞬間でした。
彼のこの振る舞いというかポーズを格好よく、そしてスマートに感じた私は、その後このジェスチャーを使うようになったのは内緒の話です。
なぜ異国の地で道を聞かれることが多いのか?
すみません、答えは分かりません。ネットでも少し調べてみたのですがヒントになりそうな文章を見つけることはできませんでした。
自分が道を尋ねたいと思ったらどんな人に話しかけるだろう。
そう考えてみると、「話しかけやすい人」に尋ねるだろうと思います。
こう考えると何か嬉しいですね。自分はそういう雰囲気を醸し出しているのかもしれない、と勝手に自己肯定。
そして、「頼られる」ということも嬉しい。仮に力になれないとしても自分を頼ってくれたこと。そのことに喜びのようなものも感じます。
これからも異国の地を多く旅したい。そして、道を聞かれる体験をさらに味わいたい。そう思っています。
今日も取り留めのない話になってしまいました…。