「英文日記」に「制限時間を設ける」 英文日記の本来の目的を見失う失態
こんばんは。本日もお立ち寄りくださりありがとうございます。
「英文日記」に「制限時間」を設定した当初はメリットだらけのように感じました。
・タスクにかける時間を短縮することができる
・短時間で文章を書く訓練をすることができる
・勢いを活用できる
ですが、2週間を超えたころにデメリットを認識するようになりました。
それは、
・英文がワンパターンになりがち
・考える時間が少なくなる
「時間内に終わらせたい」という気持ちがいつの間にか「ともかく時間内に終わらせればよい」との考えに変わっていました。
「効率」を重視するあまり「質」をないがしろにしていた、とも言えます。
時間を気にするあまり、簡単な英語ばかり使ってしまう。自分が知っている単語や言い回しが多くなる。
「英語を早く書く」ことはできるようになっても、自分の英語の幅を拡げることはできない。つまり、英語能力の向上には結びついていない、ということに気づきました。
さらに深刻なのが「考えることを怠ってしまう」という過ち。
日記の最大の効用は「1日を振り返ることで、自己成長を促すことができる」ということ。
この目的を叶えるためには「考える」というプロセスが欠かせないのです。
それなのに、制限時間を気にするあまり考えることを放棄してしまった。
その日にやったことが淡々と書かれているだけ、前日と変わり映えのない文章。この期間の文章を見返すと、あまりに稚拙な内容に笑ってしまうほどです…。
これでは「日記を書く意味がない」といえます。
「制限時間を設ける」ことによって、「英文日記」を書く本来の目的を忘れてしまった。これでは本末転倒ですね。
何のための「締め切り効果」なのか、意味不明な状況になってしまったのです。
この経験から言えるのは次のこと。
「質が伴わないとその目的を得られないものを対象にしないほうがいい」
これは重要なポイントです。
「締め切りがあると生産性を下げる」という研究結果もあります。
人は締め切りがあると持ち時間を短く見積もってしまい、それによって生産性が低下してしまう、という調査結果です。
これは「締め切り効果」のネガティブな側面を見事にあらわしています。人は時間に対するプレッシャーに弱いのです。
とはいえ、私たちの生活は「締め切り」とは切り離せません。「締め切り」とうまく付き合う方法を考える必要があります。
そして、自らその効果を活用したい場合に押さえておかなければいけないのが、
「質が伴わないとその目的を得られないものを対象にしない」
ということなのです。
明日に続けます。