「行動と見識」KOUSHIのブログ

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1939年の宣戦布告 その時の英国首相をご存じですか?

 

こんばんは。

 

50代半ばにして政治生命が終わったかにも思えたチャーチル

ですが、歴史は彼を必要としていました。ヒトラーの台頭と宥和的な態度をとる英国。この環境がなければ彼が政治の表舞台に返り咲くことはなかったかもしれません。

昨日の記事では、1939年に英国がようやくドイツに宣戦布告をしたところまでお伝えしましたね。今日はその続きをお話します。

 

と思ったのですが、ここで少し脱線します。

1939年に英国の首相がラジオ放送で行った演説の中の言葉「私の政治生活を通じて求めてきたもの、信じていたもの、すべてが破滅してしまった」。

この言葉を放った英国首相の名はご存じでしょうか? 実は私は知りませんでした、つい最近までは。

 

その人の名はネヴィル・チェンバレン。首相の在任期間は1937年から1940年にかけての約3年間。

昨日の記事で「英国は今後重要な外交問題は英仏と協議の上解決することを条件に、ズデーテンの併合を認めた」という話をしましたよね。この会談が行われたのが1938年のミュンヘン。「ミュンヘン協定」を締結したのもチェンバレンでした。

私がチェンバレンという存在を知ったのは、この記事を書く過程においてではありません。ある1冊の本が私に彼の存在を印象付けました。そして、私がチャーチルについて書くきっかけをもたらしてくれました。

 

その本の著者はマルコム・グラッドウェル。

『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ~「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと~』(光文社 2020/6/30)という作品です。

ちなみに私は原書(英書)で読みました。

『Talking to Strangers: What We Should Know about the People We Don’t Know』(Penguin 2019/9/10)

英語の学習にもなりますので、一石二鳥です。興味がわいた方は、ぜひこちらの英書を手に取っていただきたいと思います。

 

この書籍は「よく知らない人について私たちが知っておくべきこと」という主題の中に数多くのエピソードが編み込まれています。

そのうちの一つがチェンバレンヒトラーのエピソード。自ら志願してヒトラーに合いに行きヒトラーを「できる男だ」と誤解してしまった英国宰相が描かれていたのです。

 

ドイツがチェコに侵攻することを絶対に阻止したいチェンバレン。でもドイツの、ヒトラーの真意を測りかねていた。そして、ヒトラーに会いに行くことを決断するのです。

当時ヒトラーに直接会ったリーダーはほとんどいませんでした。アメリカのルーズベルトソ連スターリンも彼に会ったことはない。ヒトラーは謎の人物であったのです。

 

明日に続けます。

 

 

 

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