フランス人に憧れた?
こんばんは。
本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。遅い時間の更新になってしまいました。
「ユーモア」と「ウイット」を併せ持つような「気の利いたジョーク」をサラッといえる大人になりたい。
若き日に抱いたこの憧れを久しぶりに思い出し「ジョークを言って人を笑わせる」を毎日の行動目標にリストアップしたきっかけがあります。
それは
「フランス人のユーモアの巧さ」
を実感したから
です。少し漠としていますね。説明させてください。
当時はちょうどヨーロッパを旅していた時期。
ヨーロッパはユーモアの本場です。アメリカンジョークとは異なる、少し洗練されたユーモアを楽しむ。そんな空気感がある(あくまでも個人的な感覚です)。その中でも特にフランス人はウイットに秀でている。そんな勝手な先入観がありました。
すべてのフランス人がそうではありません。でも総じてユーモアへの感度が高い。ジョークを言うタイミングを逃さない、積極的に狙っていく。ウイットを披露するチャンスを常にうかがっている。そんな雰囲気はあるように感じました。
当時、よく話をしていたフランス人の友人がいたのですが、彼のユーモアのセンスが抜群だったのです。そして、感心するようなウイットの数々を披露されて、うならされることが多かった。彼の存在が、私の忘れていた記憶を蘇らせた。私の心に火を点けたのですね。
「彼みたいなユーモアセンスを身につけたい」と強く感じた私は、それから毎日「ジョークを言う」ことを心掛けるようになります。
始めたころはこの行動目標自体もすっかり忘れて、夜の〇×リストのチェックの時に「あ、忘れていた!」ということもしばしば。忙しいと目先のことに精いっぱいで、目標自体を思い出さないこともあるのです。
でも、毎晩チェックすることで、目標が頭に残るようになる。そうして徐々にジョークを繰り出す機会が増えていきました。
「増えた」と言っても毎日言えるわけではありませんでした。まあ、そんなに簡単にはうまくいきません。
「使えるジョーク」や「使える面白い話」をある程度ストックしておいて、それを言うタイミングを図ったことも。でも、そんなタイミングはなかなかやってこない。無理やりこじつけで繰り出したりもしました。ストックの中から少しはその場に合いそうなものを選び出して。でも、やはり的外れで、冷ややかな笑いだけを得る。そんなことを繰り返していました。
やはりユーモアというものは当意即妙でないと面白くないのですよね。つまりウイットに富んでいないとダメなのですね。
その場の流れにおいて、とっさに言えるというようにならないと、ユーモアセンスに長けているとは言えない。訓練してもセンスはそれほど簡単に身に付かないのですよね。
でも、めげずに愚直に「ジョークを言う」ことを心掛ける日々が続きました。
明日に続きます。