「聞く」方を選択するのはどんな場合?
こんばんは。今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
書籍は「読む」のと「聞く」のとどちらが良いか。
昨日も買いたいように、
・「その書籍と真剣に向き合い、その内容を充分に理解したい」場合には「読む」ことが必須
・そういうケースでなければ「聞く」を選択しても良い
というのが私の考え方です。
「聞く」方を選択するのはどんな場合でしょうか?
・対象がそれほど真剣に聞く必要がないもの
「聞く」の難点は「集中が難しい、集中が途切れやすい」ということでしたね。
集中が途切れることを前提にして、それでも問題ない対象だったら、それこそ問題ないんですね。
少し興味があるけれど読む時間が取れない書籍、そもそもそれほど期待していない書籍や、内容が骨太ではなく軽~い感じの書籍がこれらにあたります。まあ、そもそもそんな対象にお金を払わないかもしれません。でも「聞き放題」だったら、活用できると思います。
なにか有益な情報、気づきを与えてくれる瞬間等があれば儲けもの、といった感じで聞く。ずっと集中する必要はなく、聞き漏らしても問題ないという対象です。
・対象を一度読んでいる
その書籍を一度読んでいる。こういう場合には「聞く」のはいいですね。自分の理解があっているかを音声で再確認する。一度学んだことを音声で復習する。こういう使い方に「聞く」は適していると思います。
本当に自分の血肉にしたい書籍であれば、何度も読み返す。これがベストだと思うのですが、量が多かったり難解だったりで、時間がかかってしまう側面がある。「聞く」を利用すれば、その時間は短くできます。
情報の取り入れ方が変わると、つまり「視覚」から「聴覚」に変わると、前者では気づかなかった情報をつかみ取ったり、前者で得た理解を補強してくれるという、プラスの側面もあります。この「読んで」から「聞く」の組合せは効果的だと思いますよ。
音声サービスやコンテンツが大きく拡大してきている理由の一つは、「時間が短縮できる」との思いではないでしょうか?
忙しい現代人にとって、というか、常に情報を取りに行かないと安心できない現代人にとって、「ながら聞き」が出来るのは大きな魅力なんです。
でも、この「ながら」というのが曲者。私たちは一度に集中できる対象はひとつしかないので「集中して聞く」というのは困難。時間短縮のつもりが、時間をかけても何も得られない、というより悪い結果を招く可能性があるんですね。
なので、「聞く」対象を間違えてはいけません。
今日お伝えしたポイントを、その対象選びの参考としていただけると幸いです。
真剣に向き合いたい対象、かつそれが骨太で難解な場合には「読む」を選びましょう。