「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

「オヤジの威張り」が許される場所とは

 

こんばんは。

 

男の威張りは本能的宿痾。傲慢な男を謙虚にさせることはできない。

 

「なぜオヤジという生き物は威張るのでしょうか?」

「傲慢な中高年男性を謙虚にさせる秘策をお授けください!」

という質問者に対して、楠木建さんは「これはどうしようもない」と結論から述べられています。

 

男の、オスの本能に組み込まれている動物的な本能。これは納得できます。

集団に男がいる限り「威張り」は存在する。「威張り」があってこそ、我々人類がここまで生き延びてきたとも言えるかもしれません。

特に「会社」という集団は、人類が営んできた「集団」の縮図といってもいいでしょう。最も「男の威張り」が炸裂しやすい環境と言えます。

でも、周囲の人にはたまったものではありません。本当に不愉快な気持ちになりますからね。どうすればいいのですかね…。

 

対処策を示す前に、楠木建さんは、面白い脱線話を繰り出します。脱線とはいっても、結論にしっかりと結びついているのは当然のこと。だから、氏の文章は面白く、休む間もなく読み進めたくなるのです。

 

話は逸れますが、男性の本能を全開にしても許される場所があります。

その場所とはどこか? あなたには何が思いつきますか?

 

それは「クラブ」だと、楠木建さんはおっしゃいます。

たとえば銀座のクラブです(赤坂でもいいけど)。あれだけ高いおカネを払って何をやっているかというと、きれいな女性を相手にして、ただひたすら威張っているだけという人が散見されます。

その通りですよね~。

私自身は「高級クラブ」と呼ばれる場所にはほとんど行ったことはありません。でもたった数回の経験上でも、この「高級クラブの男の威張り」は納得できますw

「おカネ」は「威張り」と密接に絡んでいますから、高級クラブでは男の本能全開のシーンが展開されやすいのです。

 

そして「クラブ」という商売の仕組みに「なるほど~」と膝を打ちました。

銀座のクラブというのは、男の威張りを収益に転化する商売といってもよい。「威張られ」をマネタイズする。そのために練り上げられた仕組みが発達しています。

お客は「俺はこんなにすごいんだ」「こんなに偉いんだ」と威張り放題。相手をするホステスさんは海千山千のプロですから、即座に「すごいのね」「偉いわ」「大きいのね」と相槌を打ってくれる。

そうなんでしょうね。(高級クラブにあまり行ったことがないのであくまで想像…)

なぜ、高いおカネを払ってまで高級なクラブに行くのか。

もっと安いおカネでも女の子と話す場所はありそうですよね。クラブに行く理由は複数が入り混じっていると思いますが、「威張りたい」という欲求を思う存分発揮することができる。それが一番の理由じゃないでしょうか。

他の社会生活では、いちおう少しは謙虚に振る舞おうとするものです(あくまで装いですが…)。そうなると欲求が満たされない。だから、欲求を満たせる場に生きたくなる。

「威張り」は男の本能ですから、男らしいオヤジほど欲求が大きくて、その分不満も大きくなる。そんなオヤジが銀座を発展させた。こんな仕組みなのでしょうね~。

 

クラブのすごさは、まだまだあるようです。

 

明日に続けます。

 

 

 

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