「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

通知された結果はまさかの・・・ でも、ここから始まった

 

こんばんは。

 

大学で終身教授のポジションを得るために、大学側を喜ばせることに注力してきたPatricia。大学側に好印象を与えることで、その地位を獲得する。当時の彼女はこの目的と手段に邁進していたのです。

大学教授としてのポジション是非を決めるインタビューもうまくいき、彼女のゴールが達成されるのは間違いない、彼女はそう思っていました。

 

まもなくして、その結果が通知されます。

それは

「Sorry」

つまり「不合格」だったんです…。

 

通知の文章で、大学側は彼女の「considerable service」に感謝の意を表しながらも、彼女の教授法は「lacked intellectual distinction」であると、不合格の理由を伝えたのです。

Patriciaはこれが理解できませんでした。先述の通り、teaching awardも受賞し、大学に好印象を与えるための活動を次々と行ってきました。大学での講義も、ガイドラインに則って忠実に行ってきました。11歳の時からの彼女の生きる指針となった「paint inside the lines」に徹して、assistant professorの職に勤しんできた。

それなのに「なぜ?」

「私はどこで間違ったのか?」 彼女には見当もつきませんでした。

 

もし、この結果が「合格」であったら、現在の彼女は存在しません。これは、彼女にとって、そして彼女から「improv」を学ぶことになる後世の人にとっては幸運だったとも言えます。

 

しばらくして彼女は気づきます。

原文を紹介しましょう。

 

I had never taken a chance. I had not once followed an impulse or listened to the beat of my own drum.

I had not been true to my self. It had not occurred to me that there was another way of living that did not require a script. To find that way I would need to learn to listen to and trust myself.

I had tried to be worthy of receiving tenure. I didn’t understand that this worthiness could come only from honoring my own voice. Making decisions solely to please others is a formula destined to fail. The people I admired were not looking over their shoulders to see if their peers were applauding. They were heeding their inner promptings. “I do this because I know it needs to be done.” My search for validation had diverted me from discerning what was uniquely mine.

 

これまで一度も自分自身が芯から望むように生きることはなかった。自分自身に正直ではなかった。台本に沿って生きるのではなく、自分が本心から望むように生きるという生き方があったのだ、と。

こう悟ったものの、現実は変わるわけではありません。大学教授になるという夢は絶たれてしまったのです。

でも、ここで天は彼女を見放しませんでした。Pennsilvania州立大学から、assistant professorのオファーが届きます。そのポジションにいた人物がshort-noticeで大学を離れたことで、その代替として彼女が候補者としてリストアップされたのでした。

 

ここから、彼女の「improv」が始まります。

 

明日に続けます。

 

 

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