「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

すべてに「Yes」と言うことをどう感じますか?

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonさんが『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』で紹介している。13のmaxim。

その最初の格言が

say yes

です。

 

この章の冒頭の文章をご紹介します。

This is going to sound crazy. Say yest to everything. Accept all offers. Go along with the plan. Support someone else’s dream. Say “yes”; “right”; “sure”; “I will”; “okay”; express affirmation. When the answer to all questions is yes, you enter a new world, a world of action, possibility, and adventure.

この格言は「crazy」に響くかもしれない、とPatriciaさんは言っています。選り好みをしたりではなく、ふだんより「yes」を言うようにしたりするのではない。すべてのことに対して「yes」というんです。

あなたはどう感じますか?

私は「現実的には無理だよな~」と感じました、正直なところ。気分が良ければ「yes」ということはできるかもしれない。でも、毎日毎日そんなに余裕があるとも限らない。現実の自身の生活に目を向けてみると、むしろ、良くない気分でいることのほうが圧倒的に多い。

それでも、すべてに対してyesということで、新しい世界に入っていくことができる。それは、行動の、可能性の、冒険の世界。

新しい行動を起こすことで、自分の考え方が変わる。つまりは、自分の世界が変わる。これはよく分かります。例えば、今まで訪れたことのない国を旅する。これを冒険といえるかどうかは分かりませんが、旅をすることで自分の考え方が変わるという体験を数多くしてきましたので、「新しい世界に入る」ということの意味はなんとなく理解できます。

でも、「say yes」ということで、同じような体験をすることができるのだろうか? 半信半疑でしたね。

 

続く文章を見ていきます。

The world of yes may be the single most powerful secret of improvising. It allows players who have no history with one another to create a scene effortlessly, telepathically. Safety lies in knowing your partner will go along with whatever idea you present. Life is too short to argue over which movie to see. Seize the first idea and go with it.

他人との関係について書かれています。Patriciaさんのこの著作全体に感じられることですが、彼女は他者との関係を非常に重視しています。Improvとは自分一人で行うものではなく、他人との関係においてより必要になってくるもの。これは、彼女が舞台・演劇の教授であるが故、そういう面はあります。Playersという単語が使われていることからもわかりますね。

でもこのplayersは決して舞台の役者のことだけをさしているわけではないのです。私たち一人一人が、人生という舞台で演じているという見方をすれば分かりやすいかもしれません。この世界を生きるすべての人を指しているのです。

どの映画を観るかで言い争う暇があるほど、人生は長くはない。最初に提案されたり、思いついたアイデアを採用して流れに乗っていく。これはその通りですね。

 

でも「何にでもyesという」ことにネガティブな響きを感じませんか?

 

明日に続けます。

 

 

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