NHKラジオの一番のメリットが仇となる？
こんばんは。
中学校に入学してからの「基礎英語」を端緒に、その後も長いお付き合いをさせていただいております。
社会に出て働き始めてからは「ラジオ英会話」と「ラジオビジネス英語」にお世話になりました。
といっても毎日聞き続けることができていたわけではありません、残念ながら。毎日同じ時間にラジオを聞く。学生時代にはできていたことが、働き始めるとできなくなってしまった、というわけです。
仕事が忙しくて、かつ自分で時間をコントロールことができなくて、というように、実際の生活スタイルが変わってしまったのが一番の要因。これは間違いありません。でも根本的な問題は他にありました。
それは「忙しいのを言い訳に行動を怠る」という怠け精神。
うすうす気づいていましたが、気づかないふりをしていたんですw
自分が成し遂げたい目標があって、その手段を毎日こなしていく。それが自身の中で明確になっていれば、どんなに忙しかったとしても、なんとか時間を確保したはず。確かに「どうしても聞けない」日は出てきてしまうかもしれない。そんな場合でも再放送を聞くことはできたはず。でもそれも怠ってしまった。
なぜできなかったのか？
一つ目の理由が「NHKラジオで英語を学ぶ目的が明確ではなかった」。
「英語能力を向上させたい」という思いはありました。だからこそ、NHKラジオ講座を活用しようと思ったんです。でもまったく具体的な目標ではない。
「TOIECで○○○点を取る！」「英検○級に合格する！」「CPEのCertificateを得る」という具体的な対象、もしくはそれらのゴールをクリアした後の「○年後に海外で働く」という目的があったわけではない。
「英語能力を向上させて、いつかは海外で働きたいな～」という、漠然とした思いしかなかった。これでは続けられません。一日途絶えて、二日途絶える。こうなるともう元には戻れない。「忙しいんだから仕方がない」「今は時期が悪い。もう少し落ち着いてから再開しよう」という、お決まりの逃げ文句を吐くことになってしまった、というわけです。
続けられなかった理由はもう一つあります。
それは「お金をかけていない」ということ。
実際にはテキスト代はかかっていますからゼロというわけではない。でもたったの数百円しかお金をかけていない。
こうなると、止めることへの抵抗がなくなってしまうんですよね、私たちは。
逆に「何十万円も支払ったセミナーや講座」だったら、否が応でも続けるでしょう。損をしたくないから、少なくとも元を取りたいから、欠かさず参加するはずです。
でも、たった数百円だったら、諦めがつくんですね、いとも簡単に。
英語学習に限らず、教材や商材、セミナーといったすべての学びの機会も同じ。それが無料なのか有料なのかによって、学べる量と質が変わってしまう。それはサービスの提供側の問題だけではない。むしろサービスを受ける側の心構えの問題なのです。
NHKラジオの「安さ」が仇（？）となる。こんなこともあるんですね。（と自己弁護…w）
明日に続けます。
リンク
