英書生活を始めると日本の本が買えなくなる?
こんばんは。
英書の多読は、英語能力を劇的に向上させる。これは私が自身の体験から断言できます。
さらには、これに「音声」を加える。そうすることで、さらに高みを望むことがでます。
英書多読×音声
この組み合わせを活用した作品として、昨日ご紹介したのが、
『The 7 Habits of Highly Effective People』
でした。
Stephen R Covey博士の世界的な大ベストセラーですね。
自己啓発に興味がある方、ビジネスマンとしてのスキルを上げたい方、自身の生活の質を上げたい方、人生を変えたいと思っている方、幸せに生きたいと思っている方は、この本を読まれていると思います。つまりは、対象はほぼすべての人、ということ。なにせ全世界で3000万部以上の売上を誇っていることがそれを裏付けています。
初版が発刊されたのは1989年。30年以上経っても、その内容が色褪せない。古典といってもいいでしょう。
英語原書と格闘しながら読み切った後、私は邦訳版を読みました。正直言って、原書で博士の言うことを十分理解できたかどうか、不安な面もありました。
その後、少し時間をおいて、原書を再度読み込んでいく。この、「原書→翻訳版→原書」という順番が理想的です。「原書→原書→翻訳版」もいいと思います。
英語能力の向上という観点では、原書と格闘する時間を持った方がいいのです。翻訳版を読んでからだと、「分かっているつもり」で原書を軽く読み進んでしまいがちですから。そうすると、著書の本当の思い、著者の母国語で書いた著者の本当の想いを認識できないことにもつながる。学びという観点でも、原書ファーストがベターです。
原書を2回読破したのち、私はようやく「音声」を手にしました。
といっても、これは「満を持して」というわけではなく、「偶然にも」という出会いでした。
Audibleのサービスを利用するようになってから、気になる英語作品を探すようには心掛けていたのですが、なかなか「これは!」というものを見つけることができなかった。
そんな中で、見覚えのあるタイトル、つまりは『The 7 Habits of Highly Effective People』を目にしたのです。
「お~、これがAudibleにあったんだ!」
私は興奮しながら、その詳細を見にいきました。最初に驚いたのがその再生時間。なんと「13時間4分」!
この作品に限らず、他の英語音声も、けっこう再生時間は長いものが多いですね。日本のビジネス書などは数時間の再生時間が多いのですが、英書のほうは6時間とか8時間とかというのはザラです。
これは、本のページ数からも分かりますよね。日本のビジネス書はだいたい200ページくらいで、1ページ当たりの文字量も少ない。そして、内容も薄い本が多い。そうでないと売れない、という出版社側の事情によるところが大きいのでしょう。
それに比して、英書の場合はページ数は300ページ前後が中心でしょうか、そして1ページ当たりの文字数が多い。余白も小さい! 詰まっているんですよねw そして内容も濃い。
この現実を知ってしまうと、日本の書籍はコスパが悪すぎる。そう強く感じます。
私が英書を好む理由は、こんなところにもあるのかもしれません。
明日に続けます。