フランスをもっと好きになった
こんばんは。
フランスの地方の小さな駅で「ストライキ」により、乗り換え電車が発車しない!
駅員さんにタクシーを呼んでもらい、かつタクシー代の2/3ほどをゲットした。その時にちょうどタクシーと思われる車が駅に到着しました。
急いでタクシーに乗り込んだ私。約束の時間が迫っていましたので、1秒たりとも無駄にしたくない。
そこで、私は問題に気づきました。
それは「目的地の住所がわからない」ということですw
その場所には何度か訪れたことがあります。もちろん、目的地がある街の名前は知っている。でも、その正確な住所は覚えていなかったんです。
いつもは、駅から歩いて目的地へ向かうか、もしくは、アポをとっている人が親切にも駅まで車で迎えに来てくれるか。とうぜん、その場所は知っているのですが、住所は気にしたことがありませんでした。
「〇○○まで向かってください」
とりあえず、街の名前を告げます。
運転手さんは
「Oui」と答えた後、立て続けに言葉を発しますw はい、フランス語で。すみません、私はフランス語がよくわからないんですw
少しの言葉は知っていますよ。
Oui、Non、Bonjour、Merci、Ca va?、S’il vous plait、Bon appétit、Monsieur、Mademoiselle、Madame。
これくらいでしょうか…。
単語を知っているだけで、会話などはできるレベルではありません。
言葉がわからなくても、運転手さんが何を言っているのかは想像がつきますよね。
おそらく「〇○○のどこに行くの?」
と聞いているのだと。
私はスマホを取り出してメールをチェックします。たしか、メールのどこかに目的地の住所が書いてあったはず。
「あった!」
運転手さんにその住所を伝えます。まともに読めないのですが、フランス語っぽい発音にすれば何とかつながるはずだ、と淡い期待を持ちながら。
でも、通じませんでしたw
それなら、スマホの画面を見てもらえばいい。そう思ったのですが、運転手さんは運転に集中しているのか、私が何をしようとしているのか理解できないのか、私の意図をくみ取ろうとしてくれません。
そこで、私がとった手段は?
アポを取っていた人に電話をして、その人から運転手に説明してもらう
ということでしたw
これは確実でした。しかも時間もかからない。なんで最初からそうしなかったのか、と後悔の念を覚えましたw
彼に電話をして事情を説明。運転手さんにスマホを渡します。
会話を終えた運転手さんは、笑顔でうなずきながら私にスマホを返します。
そして、なんとか目的地にぎりぎりセーフで到着したのでした。
駅のスタッフさん、運転手さん、そしてアポをとっていた彼に感謝を覚えた。
フランス人って優しいよな~と感じることができる体験でした。