ぎりぎり間に合うかもしれない!
こんばんは。
パリで飲み過ぎてしまった私。一緒に飲んでいたAさんをタクシーに運び込んで、ホテル名を運転手に告げる。そして、自らも別のタクシーに乗り安ホテルへ。2人とも明朝は早い時間に移動する予定があった。
「Aさんには無事明日のフライトに乗って欲しい」
安宿へ向かうホテルではそう祈っていました。
翌朝、鳴り響くスマホのアラームに気づいて目を覚ます。
「あっ 朝だ!」
自分が早朝に移動しなくてはいけない、ということは頭に残っていた。アラームで目覚めたということは、予定通りの時間に目を覚ますことができた、ということ。
「あ~良かった、なんとかなったぞ~」
そう思って一安心。でも、現実は違ったんです。
おもむろにスマホの時刻を見ると、予定の起床時刻より1時間遅い時間。
「あれ、おかしいな。何かの間違いかな。」
現実を認識するのにしばしの時間を要しました。
「まずい、寝坊した!!!」
おそらくなり続けていたスマホのアラームに1時間近く気付かなかったのでしょうw
現実に引き戻された私は、焦りながらもすぐにホテルを出る準備にとりかかる。すぐに移動すればなんとかアポイントには間に合う電車に乗れるかもしれない。そんなタイミング。
こういう時は、本当に速やかに行動できるんですよね。現実に気づいてからホテルをでるまで5分くらいしか経っていなかったと思います。シャワーを浴びる時間はなかったので酒臭かったかもしれませんが、仕方ありませんw
地下鉄の駅まで猛ダッシュ。そして、Nord駅に着いた私は、カウンターでチケットの変更を依頼します。
ネットで事前に予約していたチケットの電車時刻には間に合わないので、その次の電車へ変更を依頼したのでした。
めでたしめでたし、となるはずでした。
でも、そう簡単には行かなかったのです…。
カウンターのスタッフから思いがけない言葉が返されたのです。
「このチケットはここでは変更できません。」
「えっ! なんでですか?」と即座に返す私。
「Webで予約したチケットは、駅では変更できません。」とスタッフさん。
「ではどうすればいいのでしょうか。急いでいるんです。何とかなりませんか。」
「こちらではなにもできません。ご自身でチケットを購入したサイトにコンタクトをとり、変更を依頼してください。」
Web予約のチケット変更は駅で行うことができない。そういうルールがあったようなのです。そのことを認識していなかった自分に落ち度があったのかもしれませんが、その時は「なんて薄情なんだ!」と逆切れ寸前でしたw
でもまだ何とか間に合うかもしれない。希望は捨てていませんでした。
明日に続けます。