「楽しみながら学べる」を実現してくれる本
こんばんは。
昨日は橘玲さんが監修と翻訳をされている作品を紹介しました。
原書はこちらでしたね。
私は、原書→翻訳版の順に読みました。
あなたが「これは読みたい!」という本に出会って、かつ原書が存在するのであれば、この順番で読むことを強くお勧めします。
さらには、この後に音声(英語)を活用することで、学びを深めることもできます。
その作品からの学びだけでなく、英語能力の向上にも寄与してくれる。この学習法は絶対的にお勧めします。
日本語版と原書のタイトルの違いが面白いですよね。
『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』
『BARKING UP THE WRONG TREE』
日本語版のタイトルからは、原書のタイトルは想像できませんでしたw
ちなみに『BARKING UP THE WRONG TREE』は著書であるEric Barkerさんの大人気ブログのタイトルのようです。
サブタイトルである『The Surprising Science Behind Why Everything You Know About Success Is (Mostly) Wrong』を考えれば、両社の共通点が分かりますね。
橘玲さんの著作は数多く、かつベストセラーも多い。その中でも『言ってはいけない』は代表作といえると思います。
そして、この作品は『言ってはいけない』に通ずるものを感じます。だからこそ、橘玲さんが監訳をしているのでしょうね。
「成功」について世間に流布されている、世間でそう捉えられている考えは正しいのか? という観点から、一般的な迷信や神話めいた考え方へ疑問を投げかけ、科学的な根拠をベースにした知見に満ちあふれています。
原書も翻訳版もかなりのボリュームがありますが、どんどん読み進めることができます。
「成功についての本」というと、かたい文章であったり、理論がましかったり、精神論であったり、という印象を持つ方もいらっしゃると思いますが、この本違います。
著者がアメリカで人気のブロガーで、エンタメ心にあふれているからでしょうか、読者をひきつけて離さないストーリーと文章の構成になっています。
何事においても「楽しみながら学べる」というのが上達の近道ですが、この本は、まさにそれを実現してくれます。
英語もそれほど難しくありません。英書初級者の方も手を伸ばせる範囲ですね。
ビジネスやキャリアに興味があるビジネスマンや、自己啓発に興味がある人には絶対のお勧めです。
かつ、英語能力も向上させてしまいましょう。
この本を思う存分楽しむと、著者のEric Barkerさんのことが気になってきますよね。次のステップとして彼のブログを楽しむ、というのもいいと思います。こうやって、どんどん著者の考えに入り込んでいける、というのも、良書との出会いがもたらしてくれるプレゼントです。