「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

まずは「1日」

 

こんばんは。

「say yes」を生活に取り入れる。

昨日は『improv』の著者であるPatriciaさんが紹介する、最初の「try this」をお伝えしました。

 

でも、少し難易度が高いかもしれません。1週間というのも少し長いですよね。

もっと短くて、もっと現実的なのが次の「try this」です。

Try this

For one day say yes to everything. Set your own preference aside. Notice the results. See how often it may not be convenient or easy to do this.

Obviously, use common sense in executing this rule. If you are a diabetic and are offered a big piece of pie, you’ll need to find a way to protect your health. Perhaps you can say boldly, “Yes. I’d love to have this pie to take home to my son who adores cherries.”

後段の「Obviously」以降の文章は、注意事項です。これを実践する際には、「common sense」を使いなさい、という。

「common sense」は「常識」と訳されることが多いのですが、これは少し誤解を招きがちです。日本語の「常識」というのは、「社会の中でそう思われていること」という意味合いを含んでいますから。ここで言う「common sense」は、「実用的な思慮分別」といった訳語のほうが適しているでしょう。

Patriciaさんの例えは分かりやすいです。もしあなたが糖尿病に悩まされていたとして、友人の家で大きなパイを供されたとします。糖尿病の方にとって、これはある意味死活問題です。自身の健康を守るために、何かしらの方法を見つけなくてはいけない。そんな時は、「ありがとう。これは、サクランボが大好きなうちの息子のために持って帰るよ」と言えるよね、というお話。

この返しはお見事ですね~。そして、気づかれましたか?「but」を使っていないことを。

 

この「try this」の肝である前段の文章を見ていきましょう。

For one day say yes to everything. Set your own preference aside. Notice the results. See how often it may not be convenient or easy to do this.

たった1日でいいんです。すべてのことに「yes」と言ってみる。あなたの好みや都合は横に置いて、他人からの提案や意見、周囲の状況。すべてに「yes」と言ってみる。

 

どうでしょう? たった1日ならできますかね。

 

でも、正直これも難しいかもしれませんw 1週間ではなく1日。これは大幅な期間短縮ですが、1日といえども長い。楽しい感情に包まれている1日は短く感じるかもしれません。でも、苦痛を伴う時間を過ごす場合には、1日は相当長い。

だから、最初から成功しなくても構いません。それよりも重要なのが、

Notice the results. See how often it may not be convenient or easy to do this.

なのです。

 

まずは、結果を見てみなさい、と。

すべてにyesと言うことが簡単ではなかったり、不都合であったりする場面が、どれだけ多くあるか。このことを実感して見なさい、と。

 

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

「Yes-×××」ではなく「Yes-○○○」

 

こんばんは。

「say yes」を生活に取り入れる。

『improv』の著者であるPatriciaさんは、個人的な体験から、「誰かからお願いをされたら常にyesといって、助けてあげる」と誓いました。それが習慣化されることで、人生が開かれていったのです。

 

続く文章を見てみましょう。

Saying yes (and following through with support) prevents you from committing a cardinal sin – blocking. Blocking comes in many forms; it is a way of trying to control the situation instead of accepting it.

さらに、

Saying no is the most common way we attempt to control the future.

Noと言うのは、何かをコントロールしようとする意図から生じている。

でも、そうすることで他人をブロックするだけでなく、自分をも、そして自分の未来をもブロックしている。このことに気づいている人がどれだけいるでしょうか。多くの人にとって、こう対応することが習慣として根付いてしまっているので、自分がそうしていることにすら気づかない、とPatriciaさんは指摘します。

 

では、「No」ではなく、「Yes」と受けた後に「but」を続けたらどうなのでしょうか?

実際にはButの後に続くことが本心なんですよね。結局はyesとは言っていないのと同じこと。

 

Try substituting “yes and” for “yes but” – this will get the ball rolling.

「yes but」を「yes and」に変えてみよう、とPatriciaさんは提案します。

 

The spirit of improvising is embodied in the notion of “yes and.”

The rule of “yes and” can be used in relationship.

 

「yes and」は人間関係にも有効に働きます。「にも」と言いましたが、私たちにとって「人間関係」は最も幸福感に影響を与える要素ですから、人間関係にこそ活用すべき、というほうが正確でしょうか。

 

ここでPatriciaさんからの「try this」を紹介します。

Try this

Support someone else’s dreams. Pick a person (your spouse, child, boss), and for a week, agree with all of her ideas. Find something right about everything he says or does. Look for every opportunity to offer support. Consider her convenience and time preference ahead of your own. Give him the spotlight. Notice the result.

トライアルの期間は1週間。パートナーでも、自分の子供でも、職場の上司でも構いません。その人のいうことすべてにyesと言ってみる。

実際には100%同意できるようは発言は得られないでしょう。でも、少しは同意できる部分もあるはず。何か正しい部分を探して同意する。「yes」と受け入れて「and」で前向きな方向に物事を向かわせる。

さらに、その1週間は、その人の都合や好みを最優先させる。その人にスポットライトをあてるつもりで。

 

いかがでしょうか。試してみませんか?

と言っておきながこういうのもあれですが、現実問題として、1週間は長いですよね~。

だから、対象選びは重要になってきます。その対象は「愛する人」のほうがいいでしょう。そうすれば、何とか続けられるのではないでしょうか? 

逆に、嫌いな上司を対象にしてしまうと難しいかもしれません。1週間どころか、1日も、いや半日も持たないかもしれませんw 

この「try this」を嫌いな人・苦手な人に対して実践することで、その人との関係が改善する可能性は高まるでしょう。でも、上級編として、「say yes」にある程度慣れてから取り組んだ方がいいかもしれませんね。

 

「どんな人に対してでも、1週間というのは少し長すぎるよ」

という声も聞こえてきそうです。

 

もっと短く、現実的で、かつ「気づきを得られる」方法があります。

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

小さく思えることでいい

 

こんばんは。

「say yes」を生活に取り入れる。昨日は『improv』の著者であるPatriciaさんの個人的な体験をシェアいたしました。

 

腰痛に悩まされていたPatriciaさんが素晴らしい鍼療法師に出会うことができた。そのきっかけとなったのが、あるコミュニティに属している女性の存在。その女性に「車で送ってほしい」と頼まれたときに、その依頼を受け入れた。その人のことはほとんど知らなかったにもかかわらず「yes」といったことにより、車中で鍼療法師のことを紹介してもらうことができたのです。

 

これは人生を劇的に変えた出来事ではないかもしれません。でも、このような小さく思えることでも、Patriciaさんの生活を豊かにしたことには変わりがありません。いつものように「No」と言っていたら、この豊かさはもたらされなかった。まさに「yes」のパワーを象徴する出来事と言えます。

 

あなたにもこういう経験はありませんでしょうか。

ふだんは避けていたり、見送っていたりすることをやってみる。そうしたら、思いがけない幸運がもたらされた、ということが。もしかしたら、小さなことで見逃しているかもしれません。よーく振り返ってみましょう。そういう経験は何かしらあるはずです。

「人生を良くしたいと思っても、いままでと同じことを繰り返していたら、それまでの人生を変わらない。」という教訓を聞くことはありますよね。これはまさにその通りだと思うのです。自分が何かを変えない限り、自分の人生は変わっていかない。ただ同じことを繰り返して何かが変わるのを待つのは、宝くじを買って大金が当たるのを願うようなものといえるかもしれません。

「自分が何かを変える」ことの一つの有効な手段が「say yes」。もしかしたら、あなたが想いきって何かにチャレンジするのは難しいかもしれません。でも、与えられた状況を受け入れる、他人からのお願いを受け入れる、というのは少しは簡単かもしれません。その意味では、自身の生活に取り入れやすいとも言えるのではないでしょうか。

 

続く文章を見てみましょう。

"Always say yes if someone askes for help and you can give it," I vowed. I admit a selfish motive in adopting this rule at that time, but the maxim has become a great teacher. Who benefits as we say yes to life? Notice.

 

Patriciaさんは、この体験から「誰かからお願いをされたら常にyesといって、助けてあげる」と誓います。

それは、他人への思いやりというよりは、自分にいいことがあるかも、というある意味身勝手な考えであった、と振り返られています。

 

身勝手でもいいんです。まずは試してみましょう。そして、何が起こるかを体験してみましょう。

 

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

あまり深く考えずに、まずは試してみる

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonさんの『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』の最初の格言「say yes」。

 

「絶対にすべてにyesと言わなくてはいけないんだ」とは思わなくていい。ふだんよりも「yes」ということを心掛ける。これだけでいいんです。あまり深く考えずに、まずは試してみればいいんですね。

Patriciaさんはこう言います。

Once you become aware that you can, you will see how often we use the technique of blocking in personal relationship simply out of habit. Turning this around can bring positive and unexpected results.

やがて、あなたはより多く「say yes」と言えていることに気づきます。するとあなたはこうも気づくのです。「たんに習慣から、他人との関係をブロックしていることがこんなに多いのか」と。

それまで「say yes」という心持ちとは無縁に生きてきた。つまりは、反発や否定、不服といった感情に流されて生きてきた。そのことで良好な人間関係を築くことが出来なかったり、険悪な関係をつくってしまったりしてきた。でも、それがふつうの状況なので、自分が恣意的にそんな状況を作ったとは思いもしなかった。

「say yes」を生活に取り入れることで、これまでは想像できなかったような幸運や好結果がもたらされるのだ、と。

 

この後、Patriciaさんは個人的な体験をシェアされています。

40年近くも前にあるワークショップに参加していた彼女は、同じく参加者である女性の一人から、帰りに車に乗せてもらえないかと依頼されます。その女性についてはほとんど知りませんでした。生来人見知りであったPatriciaさんはこの申し出を断ろうと思ったのですが、断るうまい理由を見つけられなかったこともあり、思い切ってこの依頼を受け入れたのです。

最初はぎこちない会話から始まりましたが、やがておたがいの健康に話が及び、2人の共通点が浮かび上がりました。それは腰痛を抱えていたということ。その彼女はお世話になっているacupuncturist(鍼療法師)を紹介したいと申し出ます。その女性が車を降りる際、車に乗せてくれたことへのお礼を言いながら、その鍼療法師の名前と連絡先を渡してくれました。

 

その後に彼女に起こった出来事を彼女の文章で見てみましょう。

What struck me at that moment was my wrongheadedness. I had thought that I was doing her a favor in giving her a ride, when it seemed (and here we get into some metaphysical difficulty with language) reality (the universe? my guardian angel?) was actually offering me some help. The acupuncturist turned out to be a godsend. I would not have found him without the connection with the woman I drove home.

 

車で送ってあげることで、Patriciaはその女性を助けてやった、と思っていた。でも実際には、彼女が助けられていたことに気づくのです。彼女を車に乗せなかったら、この鍼療法師と出会うことはなかったのですから。

 

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

イエスマンとは違うのです

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonさんの『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』の最初の格言

say yes

についてお話しています。

すべてに対して「yes」と言う。そうすることで、新しい世界に入っていける。あなたの世界観が変わっていく。そう考えるとワクワクしますよね。

一方で、「何にでもyesという」意味にも捉えられるので、ネガティブな含みがあるようにも感じます。

イエスマン」という言葉がこのことを特徴的に表わしていると思います。上の立場の人の考えや指示にすべて同意し従う。絶対に逆らわない。そういう人を揶揄する意味合いで使われる言葉ですから。

 

Patriciaさんはこう書いています。

Don’t confuse this with being a “yes-man,” implying mindless pandering. Saying yes is an act of courage and optimism; it allows you to share control. It is a way to make your partner happy. Yes expands your world.

イエスマン」と混同してはいけないよ、と。

「yesと言う」のは、勇気と楽観の行動である。それは、他人とコントロールを共有することになるのだから、と。

私たちは自身が関わることについて、自分の思うようにコントロールしたい、と思う。このマインドセットが根っこにあるんですね。それを他人に委ねるには、勇気が必要となってくる。そして楽観も。私たちは、自分でコントロールできないと不安になります。だから、「でも、それで大丈夫なんだ」と感じられる楽観的なマインドが必要になってくるんですね。

つまり、Patriciaさんがいう「say yes」は、「イエスマン」とは対極にあるということです。前者が、勇気や楽観という前向きな精神が備わった行いであるのに対し、後者は、服従や放棄という後ろ向きな心に支配された行動です。

 

こう考えると、「say yes」により重みを感じませんか? より高尚で、より強さを求められる。だからこそ、新しい世界に入っていけるのでしょう。

同時に、その重みにプレッシャーを感じるかもしれません。「とてもじゃないが私には無理だよ」といったあきらめの声も聞こえてきそうです。

大丈夫です。続く文章をみていきましょう。

It is undoubtedly an exaggeration to suggest that we can say yet to everything that comes up, but we can all say yes to more than we normally do.

「確かにすべてに対してyesというのは大げさかもしれない」とPatriciaさんは認めます。

でも同時に「私たちがふだんより、より多くのことにyesということはできる」と。

「絶対にすべてにyesと言わなくてはいけないんだ」とは思わなくていいんです。ふだんよりも「yes」ということを心掛ける。ここから始めればいいんですね。

 

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

すべてに「Yes」と言うことをどう感じますか?

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonさんが『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』で紹介している。13のmaxim。

その最初の格言が

say yes

です。

 

この章の冒頭の文章をご紹介します。

This is going to sound crazy. Say yest to everything. Accept all offers. Go along with the plan. Support someone else’s dream. Say “yes”; “right”; “sure”; “I will”; “okay”; express affirmation. When the answer to all questions is yes, you enter a new world, a world of action, possibility, and adventure.

この格言は「crazy」に響くかもしれない、とPatriciaさんは言っています。選り好みをしたりではなく、ふだんより「yes」を言うようにしたりするのではない。すべてのことに対して「yes」というんです。

あなたはどう感じますか?

私は「現実的には無理だよな~」と感じました、正直なところ。気分が良ければ「yes」ということはできるかもしれない。でも、毎日毎日そんなに余裕があるとも限らない。現実の自身の生活に目を向けてみると、むしろ、良くない気分でいることのほうが圧倒的に多い。

それでも、すべてに対してyesということで、新しい世界に入っていくことができる。それは、行動の、可能性の、冒険の世界。

新しい行動を起こすことで、自分の考え方が変わる。つまりは、自分の世界が変わる。これはよく分かります。例えば、今まで訪れたことのない国を旅する。これを冒険といえるかどうかは分かりませんが、旅をすることで自分の考え方が変わるという体験を数多くしてきましたので、「新しい世界に入る」ということの意味はなんとなく理解できます。

でも、「say yes」ということで、同じような体験をすることができるのだろうか? 半信半疑でしたね。

 

続く文章を見ていきます。

The world of yes may be the single most powerful secret of improvising. It allows players who have no history with one another to create a scene effortlessly, telepathically. Safety lies in knowing your partner will go along with whatever idea you present. Life is too short to argue over which movie to see. Seize the first idea and go with it.

他人との関係について書かれています。Patriciaさんのこの著作全体に感じられることですが、彼女は他者との関係を非常に重視しています。Improvとは自分一人で行うものではなく、他人との関係においてより必要になってくるもの。これは、彼女が舞台・演劇の教授であるが故、そういう面はあります。Playersという単語が使われていることからもわかりますね。

でもこのplayersは決して舞台の役者のことだけをさしているわけではないのです。私たち一人一人が、人生という舞台で演じているという見方をすれば分かりやすいかもしれません。この世界を生きるすべての人を指しているのです。

どの映画を観るかで言い争う暇があるほど、人生は長くはない。最初に提案されたり、思いついたアイデアを採用して流れに乗っていく。これはその通りですね。

 

でも「何にでもyesという」ことにネガティブな響きを感じませんか?

 

明日に続けます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

「格言」を難しく考えない

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonの『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』

この書籍では13のmaximが紹介されています。

1: say yes

2: don’t prepare

3: just show up

4: start anywhere

5: be average

6: pay attention

7: face the facts

8: stay on course

9: wake up to the gifts

10: make mistakes, please

11: act now

12: take care of each other

13: enjoy the ride

これまでお伝えしてきたプロローグの文章の中に、すでに言及されていたmaximばかりですね。

Maxim、日本語でいう「格言」と言われると、何か難しいもの、高尚なもののように感じられるかもしれませんが、そんなに構える必要はありません。

また、すべてを完全に理解し、マスターする必要もありません。

Patriciaさんもこう言っています。

I’ve included a variety of them, hoping that everyone who reads this book will experiment with a few.

この書籍で提案されている“try this”のうち、いくつかでも実際に試してみて欲しい、と。

読んだだけではなく、試すことが重要。これはどんなことにも当てはまりますが、特に「improv」においては大切な指針となります。

「improv」は「考える」と真逆の方向にあるのはお分かりですよね。

本を読んで「勉強になった」と思うだけでは「improv」に基づいた人生を歩むことはできません。実際にやってみないと身に付かないのですから。

ぜひこの書籍を手にして、随所に紹介されている“try this”の中から気になる、気に入ったものを試していただきたいと思います。

 

このブログの中で、いくつかの“try this”をご紹介したいと思います。

13のmaximすべてを網羅することはできませんので、私が特に気に入っている次の3つの章についてご説明し、そして“try this”をご紹介します。

 

それらは、

1: say yes

2: don’t prepare

そして、

5: be average

の三つ。

 

私が初めてこの本を手にして目次を読んだときに気になった、正確に言うと「違和感を抱いた」のが「be average」というmaximでした。

私は、「improv」という言葉、日本語でいう「即興」という言葉には、型破りで、当たり前のことはしないという含みを感じていたのです。ですので、「平均でよい」はそれとは逆の方向を向いているのではないか、という感覚を覚えたのです。

もっと細かく見てみると「平均でよい」ではなく「平均であれ」です。平均を許容しているのではなく、平均を求めなさい、といっている。

「平均」という言葉に対する嫌悪感が、そう感じさせたのかもしれません。もっといえば、「平均」と「平凡」を履き違えていたのかもしれません。

何かに秀でたい、秀でなくてはいけない、という思いが心のどこかに住みついていて、「平均ではダメだ」という思考に覆われていた。

このことに気づかせてくれた章が、この「be average」。後ほどじっくりとご紹介しますね。

 

さあ、明日は「say yes」についてお話していきます。

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ