「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

初めての海外出張 -ダメな自分を痛感-

英語を上達させるために「何もできない、何もしていない」という状況が続いていました。

 

この状況で、運よく海外出張に行く機会を与えられます。

これに限らず、いろいろな機会を与えてくれた会社には感謝しています。

 

ちなみに、私が初めて海外に行ったのは大学生になってからでした。

当時はまだ航空券がそれほど安くない時代だったのですが、同じ学部の友人からの「叔父さんが格安チケットを手配できるから」という誘いに乗り、初めて日本の外に出ました。


格安とはいえ自分にとってはかなり大きな出費でした。なんとかアルバイトで稼いだお金でまかないました。


パスポートを作ったのもこの時が初めてです。その友人も初めての海外旅行で、不慣れな二人旅をしました。楽しかったのを覚えています。

 

2回目の海外旅行は大学の卒業旅行です。気の置けない友人と旅をしました。この旅も楽しかったですね。

 

これら2度の旅では、自分たちで宿の手配やツアーの予約、現地移動手段のアレンジ等を行ったとはいえ、いわゆる観光旅行の範疇を出ていません。
英語がほとんど使えなくても、何とかなるというレベルでした。

 

ですが、今回の海外渡航は訳が違いました。

仕事での成果が求められる、「ビジネス出張」でした。

多少英語はできるとはいえ、肝心の「話すこと」はほとんど体験したことがなく、訓練もしていない、そんな状態でした。

 

(こんな自分に出張の機会を与えてくれたことに本当に感謝です。)

 

出張が決まった当初は、「海外に行けてラッキーだ」と思っていましたが、出発日が近づくにつれ不安が大きくなってきます。

付け焼刃で英語学習に取り組んだものの、ほんの数週間で劇的に能力が向上するはずもありません。

 

その出張では商談を何とかこなしたものの、それは現地駐在の方に助けられた結果でした。

 

一人では「何もできない自分」を痛感させられたのです。

 これが、再び真剣に英語学習に向き合うきっかけになりました。

 

本当にこの海外出張は貴重でした。その後の英語能力向上へとつながる出来事だったのです。

 海外での苦い体験がなければ、重い腰を上げることはなかったと思います。