超おすすめの英語学習法 常に英語を聞く⑦ 精聴と多聴
今日は英語の多聴と精聴に関して、お話しします。
英語のリスニング学習に必ずつきまとう質問が「多聴と精聴のどちらが大事か?」というものです。
結論から言えば「どちらも大事」ということになります(笑)。
ただ、私がお伝えしている「常に英語を聞く」という学習法においては、「多聴」に重きをおいています。
集中して真剣に英語を聴く「精聴」が必要なのは確かです。とはいえ、四六時中集中することは難しいですよね。特に飽きっぽい私は苦手です(笑)。精聴はなるべく短時間で済ませる。その分、多聴に時間を費やす、というのが私の考え方です。
ポイントは、「精聴」の段階を経てから、「多聴」で同じ内容を繰り返し聞くことです。「精聴」なしの「多聴」だけではリスニング力は伸びません。
特に、聞いている音声が「何をいっているのかさっぱりわからない」というレベルであれば、精聴の段階がないと、その聞いている時間はリスニング力向上に殆ど意味がありません。いつまで経っても、その内容を理解することができませんからね。
例えば、中国語を全く知らない人が、中国語の音声を毎日聞き続けても一向に身に付かないのと同じです。(私のことです(笑)。)中国語を理解することなく、ただのBGMを聞いているだけになってしまいます。
精聴を経てから、多聴を利用する、この順序を間違うと、得られる効果に大きな違いが生じてしまいます。特に英語初心者の方は、嫌でも「精聴」には少しでも時間を使うことが必要です。
一度真剣に聞いた上で、その後は、軽い気持ちで何度も多聴する。そうすることで、難しい内容も理解できるようになっていきますし、聞き取りが容易になってきます。
以前「聞くだけで英語が分かるようになる」という教材がありました。(今もあるのかもしれません)
私は試したことがないので、それが本当であるかどうかは分かりません。もしそれが事実であれば、本当に素晴らしいですよね。
ですが、私には合わないと思いました。中国語の学習で挫折したくらいですから、語学の才能に秀でているわけではありません。
地道に学習するほうが、私の性に合っています。ですが、ここでいう「地道な学習」は、単に「愚直に行う」ということではありません。最低限の努力は惜しまず、できるだけ効果的に学ぶという前提条件のもとで、繰り返しを徹底する、という意味です。
明日に続けます。