超おすすめの英語学習法 常に英語を聞く⑧ 最低限の努力と繰り返し
昨日の記事では、英語学習において「最低限の努力は惜しまず、できるだけ効果的に学ぶという前提条件のもとで、繰り返しを徹底する」ことの必要性に関し触れました。
リスニング学習に当てはめると、ここでいう「最低限の努力」は「精聴の時間を経ること」、「繰り返しを徹底する」とは「精聴した英語を多聴すること」を意味します。
「精聴」は根気を要します。ですが、このステップを踏むか踏まないかで、その後の成長カーブが変わってきますので、易きに流れないようにしていただきたいと思います。
効果的に英語を習得するには「精聴」を外すことはできません。
私が、自分が興味のあるテーマに関する英語を選択することをお勧めしているのは、少しでもその苦痛(?)を和らげるためです。一日5分でも10分でも構いませんので、「精聴」の時間を取っていただきたいです。
そして、その「精聴した音源」を多聴することが、より効果的にヒアリング能力を向上させることに繋がります。以前、英語学習の根幹の一つとして「復習」の重要性に関しお話ししましたが、多聴はまさに「復習」の実践そのものです。
「精聴」にごく僅かな時間をかける、そして「多聴」で同じ音源を繰り返し聞き復習する。
「常に英語を聞く」学習法では、「僅かな努力」と「圧倒的な復習」でリスニング力の向上を図ります。
一般的にいう「多聴」と、私のいう「多聴」は意味合いが少し違うかもしれませんね。
多聴というと、何でもいいからとりあえず聞き流す、という意味合いで捉えられると思います。私のいう「多聴」は、そのような側面も含みますが、精聴で聞いた音源を何度も聞く、という面をより強く帯びています。
特に、「常に英語を聞く」ことを始めたばかりの方、英語初級者の方には、私のいう「多聴」、つまり精聴で聞いた音源を何度も聞く、という「復習」に重きを置いていただきたいと思います。
「常に英語を聞く」ことに慣れてきた方、英語中級者・上級者の方は、「多聴」において、精聴とは関連しない音源を聞き流すことに時間をかけていただいても構いません。
自分がそれほど興味が湧かない対象を使うのもよいでしょう。いろいろな対象に触れることで、英語適応力の幅が広がるのも事実です。興味がなくても、軽い気持ちで聞き流すのであれば、その対象を聞くことも苦にはなりません。
明日の記事では改めて、なぜ「常に英語を聞く」ことを第一の柱として最初にお勧めするのか、自分の考えを示させていただき、この柱に関する記事を終えたいと思います。