世界のビールを楽しむ ハイネケン②
ハイネケンはオランダのアムステルダムが発祥です。1863年にハイネケンさんによって創立されました。今でもハイネケンさん一族が経営権を握っています。長い歴史のある会社です。
あくまで個人的な印象ですが、「ハイネケン」は特に感動を覚えるビールでありません。余りにも飲み過ぎてしまったのでそう感じるのかもしれません。
若いときに、初めてハイネケンを1ケース大人買いした時には、本当に大事に飲んだことを思い出しましたが…(笑)。
ハイネケンは、実は「ハイネケン」以外にも、いくつかの有名なブランドを有しています。
ハイネケングループが擁する、「ハイネケン」以外のブランドに「アムステル」があります。同じく、オランダを発祥とするビールブランドで、世界100か国以上で流通しています。
とはいえ、日本ではあまり馴染みがないのが実態です。個人的には、「ハイネケン」同様、普段飲みビールの一つの位置づけです。恐らく、これもこのブランドを飲み過ぎたのが原因です。すみません、ハイネケンさん。
日本の方にもっと馴染みがあるブランドもあります。
海外、特に東南アジアで有名なのが、「タイガービール」です。
タイガービールは、シンガポール発祥の、東南アジア全土で最もポピュラーなビールの一つです。フルーティーさがあって飲みやすいです。
この地域に旅行に行かれた方は必ず目にしていると思います。今では、ハイネケングループの傘下にあります。
もう一つご紹介したいのが、イタリアビールの「モレッティ」です。以前ご紹介した「ペローニ」と比べると知名度は落ちますが、多く流通しています。
ラベルに描かれている口ひげのオジさんのロゴに見覚えのある方もいらっしゃると思います。イタリアで1859年に設立された歴史あるビールの一つです。爽やかで軽い口当たりが特徴で、炭酸はあまりきつくないです。イタリア料理にぴったりの味わいです。
個人的には、「ペローニ」より好きなイタリアビールになります。こちらもハイネケンの傘下です。
日本では、キリンビールが「ハイネケン」を販売しています。キリンビールがハイネケンの日本国内の製造販売のライセンスを持っています。
キリンビールは「ハイネケン」を「ヨーロッパNo.1プレミアムビール」と謳っています。ハイネケンとキリンビールのお付き合いは結構長いようです。個人的には、キリンにとって、一つの大きな海外ブランドを持てていることに、大きなメリットがあると思っています。
キリンビールに関しては後述しますが、もう一つの日本を代表するアサヒビールと比較して、海外戦略がちょっと心配ですね。最近では、ブラジル事業の失敗が大きな痛手となっているように感じます。
私の父親が大ファンであったキリンビールにはなんとか頑張ってほしいところです!