「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ キリンビール⑬ ハートランド

おはようございます。

ようやく金曜日がやってきましたね。今日を乗り切れば、三連休の週末が待っています。

今日は仕事を早めに切り上げて、いつもよりビールを楽しみたいと思います。

 

ハートランド」の話を続けます。

 

ハートランド」が発売された80年代は、消費者が従来の大衆品を消費する時代から、個々人が各自の価値観で商品を選ぶ時代へと移り変わっていました。

それまで、「キリンビール」という往年の定番商品に頼ってきたキリンは、80年代後半に「アサヒスーパードライ」に翻弄されてしまったことをお伝えしましたね。

 

スーパードライ」が大ヒットを飛ばした理由の一つに、消費者が、従来の「キリンビール」という大衆品とは異なる、新しいビールを求めた始めた、という時代背景を挙げてもいいでしょう。

そのような時代環境において、キリンは、「キリンビール」だけに頼ることに危機感を感じていたのかもしれません。

ハートランド」という、キリンブランドではない商品を投入していたことは称賛に値すると思います。「ハートランド」は「スーパードライ」のようなメガヒットを狙ったビールではなかったのでしょう。あくまで、日本人がよりビールを楽しむために投入した製品なのでしょう。(あくまで個人的に感じる印象です。)

キリンの懐の深さを感じますね。

 

ハートランド」は、発売当初、六本木にあった洋館のビアホール「ハートランド」のハウスビールとして提供されていました。その後、全国展開も行われ、缶ビールで販売されていた時期もあったようです。

 現在では、樽と瓶のみで販売されているようですね。

 

ハートランド」は、独自の香りや味わいが特徴的なビールです。文章で伝えるのが難しいのですが、「ハートランド」ファンの多くが、その香りと味わいが他のビールと一線を画しているといいます(私の周りの人たちの講評だけですが…)。

ハートランド」のボトルデザインやロゴが、「普通のビールとは違う」と思わせるのかもしれません。雰囲気に流されやすい私は、まんまとその術中にはまっています(笑)。


国内ビール各社のメジャービールよりは少し割高な値段設定も、このビールの高級感を醸し出しているのかもしれません。メジャービールより一段上の「プレミアムビール」のカテゴリーの中に括られることが多いですね。


飲んでいる時に、また、飲んだ後にも感じる、スッキリ感と香りがたまりません。胸を張って、大好きなビールの一つであると断言します。

 

訪れた飲食店で「ハートランド」が供されていれば、是非とも試していただきたい、と思います。