「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ キリンビール ④

おはようございます。

 

今日も朝からビールの話を始めます(笑)。

キリンビール」が「キリンラガービール」に変わったところまでお伝えしました。

 

今では「キリンラガービール」という名称が根付いており、このブランドが麒麟の「130年続く、本格ビール」であると同社のホームページでも謳われていますが、30年前まではこの名称は存在しませんでした。

 

30年前までは、麒麟のビールといえば当然「キリンビール」であり、「キリンラガービール」ではなかったのですね。

 

この名称変更にキリンの戦略が見て取れると思いませんか?

キリンの本流である「キリンビール」を「キリンラガービール」の名称として残すとともに、「アサヒスーパードライ」に対抗べく、もう一つのキリン旗艦ブランドを導入しようという戦略です。

 

もう一つのキリン旗艦ブランドとは何でしょうか?

 

ビール通の方なら難なくご回答いただけると思いますが、それは「キリン一番搾り」です。

ビール通の方でなくても分かるかもしれません。今では「キリン一番搾り」はキリンの看板商品として絶対的な知名度がありますからね。

 

キリンラガービール」と「キリン一番搾り」はキリンの2大ブランドですが、1990年に後者が発売されるまでは、キリンビールは「キリンビール」の一本足打法で生き続けてきたのです。

 

キリン一番搾り」は、「麦汁濾過肯定で最初に流れ出る一番搾り麦汁だけを使用してつくる」、という製法へのこだわりを強くアピールしました。

「通常、ビールは一番搾りと二番絞りの麦汁から作られますが、贅沢にも、このビールは一番搾りだけを使っています」と消費者にアピールしたのです。

 

私は正直、ビールが一番搾りなのか二番搾りなのか気にしたことはありません。また、一番搾りのみのビールと、そうでないビールとの違いは感じるかもしれませんが、何杯も飲んでしまうと、分からなくなってしまうと思います(笑)。

 

ですが、「一番と二番とどちらがいいか?」と自問自答したら「一番!」と答えます(笑)。恐らく、多くの方も同じように思うのではないでしょうか。


明日に続けます。