「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ ギネス③

おはようございます。

今週は月曜日がお休みだったこともあり、一週間が短く感じられますね。明日からまた週末だと思うと、元気が湧いてきます。

 

今日は、ポーターとスタウトについて説明しますね。

 

ポーターはロンドンで誕生したビールです。18世紀の初め、イギリスで流行っていた3種類のエールビールを混ぜるThree Threadsと呼ばれる飲み方に着想を得たラルフ・ハーウッドさんが、あらかじめ混ぜたビールを販売したのが、その始まりといわれています。

 

ポーターの名前の由来には諸説あるようですが、荷物運び労働者(ポーター)に人気があったからという一説が始まります。

「黒ビールはもともと労働者のビールだったんだよ」と、複数の方から、うんちくを聞かされたことがあったのですが、それは、この一説からきているのかもしれません。

 

ポータービールは爆発的な人気となり、地方の醸造所でも製造販売が行われます。
ロンドンで作られたポーターは「ロンドン・ポーター」と呼ばれて、各地に出荷されました。

 

我がギネスが属するスタウトですが、実は、ポーターがその起源とも言えます。

前述した「ロンドン・ポーター」は、アイルランドにも広がっていきました。

そのさなかに、ギネスさんが、独自の醸造法により「ロンドン・ポーター」よりアルコールの強いビールを製造し、「スタウト・ポーター」として発売したのです。これが、ポーターとスタウトが各々の道を歩み始める端緒となりました。

 

「スタウト」は「強い」という意味で、ギネスが元祖のように思われがちですが、ギネスさんが生まれる以前から使われていたようです。

ですが、今では、スタウト=ギネスといっていいほどまで、「ギネス スタウト」の知名度が絶大ですね。

 

ポーターで使用している「ブラウン麦芽」の代わりに「ペール麦芽」を使用している点、色付けに大麦を使っている点が、ポーターとスタウトの大きな違いといえます。
その違いから、もともとは「スタウト・ポーター」と呼ばれていたギネスビールは、「スタウト」として独自の道を歩むことになりました。

 

明日に続けます。