キンミヤだけではない 日本酒の酒造として名高い宮崎本店をもっと知りたい
こんばんは。
今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。
いよいよ新たな一週間が始まりましたね。初日の月曜日はいかがお過ごしになりましたでしょうか。
私は朝から全力投球で一日を終えることができました。清々しい気分でご褒美(?)のビールを口にしたところです。
それにしても12月は本当に時間が過ぎるのが早いですね。うかうかしているとあっという間に大晦日を迎えしてしまいそうです。気を引き締めていきましょう!
昨日の記事では、キンミヤが東京下町で愛される理由、そこに隠された逸話についてお伝えさせていただきました。
やはり良質のストーリーは人を惹きつけます。この物語を知って「キンミヤを飲んでみたい」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、キンミヤを製造販売する宮崎本店について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
宮崎本店は、1846年に三重県の北部に位置する楠という場所で創業しました。現在では楠町は四日市市の一部になっています。
楠は古くから焼酎の産地でした。「灘の日本酒、楠の焼酎」と呼ばれているほど焼酎の産地として有名であったのです。
楠は鈴鹿山系の清い伏流水が湧き出る酒造りに適した土地で、かつて町内には30以上の蔵があったと言います。
現在では宮崎本店がそれらの蔵を引き受けて、同社の蔵の広さは約10000坪にも及びます。三重県で一番の出荷量を誇る酒造です。
その酒蔵のうち6棟は平成8年に文化財建造物にも登録されています。
関東圏の人にとって馴染み深いのは「キンミヤ」なのですが、三重の人にとっては「宮の雪」という日本酒の会社として知られているようです。
清酒「宮の雪」は、伊勢神宮と宮崎本店という屋号に因んだ「宮」、鈴鹿連峰の山並みに積もる「雪」をその銘柄の由来としています。
同社の杜氏は代々南部杜氏が派遣されてきました。近年では地本出身の社内杜氏が「宮の雪」を醸しています。
鈴鹿山系の伏流水は超軟水で、これが「宮の雪」特有のふくよかでまろやかな甘みを作り出しています。
地本では定番の日本酒として取り扱われており、その種類も普通酒から、本醸造、純米、純米吟醸、大吟醸、と多岐に渡ります。
恥ずかしながら、私は「宮の雪」を飲んだことがありません。四日市に何度も足を運んだことがありながら、このありさまです…。
先ほど述べた「ふくよかでまろやかな甘み」は日本酒通の知人に聞いた話です…。すみません。
明日に続けます。