「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

またもや窮地に追い込まれるホッピー 正しい行動を迅速に行う決断が奏功する

おはようございます。

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

私の住む地域では昨日も晴天に恵まれました。同じように心地よい晴天を追い風に、この週末を活動的に過ごされた方も多いのではないでしょうか。

 

私は依然として体調不良から抜け出せずにいますが、この暖かな日差しのおかげでいくぶん調子がよくなったように感じます。錯覚かもしれませんが、そう思えるだけでもありがたいですね。

 

今日もホッピーの話を続けますね。

 

昨日までの記事で、彼女が社内改革に苦労している真っ只中に「大失敗」をおかしながらも、それを教訓に彼女の行動を変えたこと、そして、そのことが彼女の仲間を作り増やしていくことにつながったことをお伝えしました。

 

実は、この「大失敗」以降にも、彼女はさまざまな困難や苦労を経験されています。

 

その一つが2007年の「全品自主回収」です。

 

それは、商品に違和感を感じた消費者の1通のメールにより始まりました。

工場を検査したところ工場内のライン汚染であることが判明します。

 

工場長から「さらに事故品が出る可能性があるため全品回収をしたい」と言われたものの、ミーナはどのように対応すればよいのか分かりません。

「全品回収」という言葉の衝撃が、現実を冷静に認識することを難しくし、また、このことがもたらす影響を想像しにくくしていたのかもしれません。

 

父である社長に判断を仰ぎ「全品回収」をすることが決定されるも、実務を取り仕切るのは彼女の役目でした。

 

彼女は師匠に相談をします。この「師匠」とは「工場長の辞表提出」の事件の際に力になってくれた人物と同一の方です。

彼女は師匠から、この事態においてすぐに行うべきことを事細かく教えてもらいます。

 

その対応策の一つで最も重要なものが、新聞にお詫びの広告を出すことでした。

1紙500万円で2紙に社告を出す。これは当時のホッピービバレッジにとては大きな痛手でした。

 

ですが、この痛みを伴う出費が、結果的にこの窮地を救うことになります。

問屋からは「メーカーが先に謝ってくれたので問屋としての対応がやりやすくなった。」との言葉をもらいます。

 

事実を公表しない中で消費者からのクレームが次々と寄せられるようなことになれば、消費者とホッピーの間にいる販売店や問屋をも巻き込み大ごとになる可能性もありました。

メーカーが先に自主回収を決め、それを公にしたことで、問題を最小限にとどめるという結果を得ることができました。

 

明日に続けます。