「外国の方は鮭が好きである」という仮説 小料理屋での経験
こんばんは。
本日もこのブログにご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
今日からGWの始まりという方が多いのではないでしょうか。
新型コロナウィルスの影響で、いつもとは違う連休になりますね。
ダラダラと過ごさないように注意しましょう!(自戒を込めて)
これまでに何度か触れてきましたが、私はある小料理屋さんのお手伝いをしたことがあります。
年末年始やGWという繁忙期に人手を求めていた店主の助けになるとおもい、ボランティアを申し出たことがあったのです。
場所柄、「一見さん」の外国人のお客様も多かったのですが、この小料理屋さんでの体験は興味深いものが多かったのです。
以前の記事でも書いたように、西洋の方のお金に対する感覚について考えてみるきっかけを与えてくれる場でもありました。
外国の方がオーダーするメニューから、私は一つの考えを抱くようになりました。
それは、
「外国の方は鮭が好きである」
という仮説です。
お店のお手伝いではなく、客の一人としてその小料理屋さんで肴を楽しんでいるときにも、外国のお客様がいらっしゃると接客をお願いされていました。(人使いの荒い店主さんなのです…)
ですので、外国のお客様と接する機会は多かったですね。
お客さんに注文を取りに行くと、かなりの確率でオーダーされるのメニューが「Grilled Salmon」だったのです。
すぐにSalmonを頼む方もいれば、熟慮の上にSalmonを選択される方もいました。
最初のころは、単純に「外国の方も鮭が好きな人が多いんだ」と思っていたのです。
店主も「本当に外人は鮭が好きよね」と言っていました。私がいない時でも、鮭の注文は多いようす。
「まぁ、うちの鮭は築地で仕入れているから、そこらの鮭とは違うのよ。美味しいから当然かもね」
と言ういつも前向きな店主と、単純な性格の私。
この二人が、外国人に鮭が好まれている理由について考えることはなかったのです(笑)。
ですが、しばらくして、私は自分の認識の誤りに気づくことになります。
ある日、お店に立ち寄ったカップルに注文を取りに行きました。
お二人はアメリカ人のご夫婦で観光目的で来日。今日が滞在2日目ということでした。
注文されたビールを運んだ際に、食べ物のオーダーを促します。
またもや「Grilled Salmon」のオーダーを受けた私は、思い切って二人に尋ねました。
「Grilled Salmonは外国のお客様から最も多く注文されるメニューなんですよ。今日もヨーロッパからいらしたお客様がSalmonを頼まれていました。西洋の方はSalmonがお好きなんですかね?」
快活でしかも率直な男性の答えに、私は自分の浅はかさを知ることになりました…。
明日に続けます。