ビジネスの世界でも「謙虚」は得策なのか
こんばんは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
あなたは充実した一日を過ごしましたか?
楠木建さんの仰る「威張るオジサンへの対処法」について今日も話を続けます。
私は、この「威張りは男の本能的な宿痾」とその対処策「怒るな、悲しめ」の原則を理解して、心が楽になりました。
と同時に、この戦術を試してみました。
ですが、いまだに自家薬籠中の物にはなっていません。
楠木建さんのようにこの方法を20年近く続けていると「人間が面白くなってくる」のでしょうが、私はその境地には至っていません。至っていないというか、またスタート地点に戻ってきてしまったような感じです。なかなかうまくいかないのです。
この自分の至らなさを記事に書こうと思った理由はもう一つあります。
それは、自分の生活において、「男の威張り」が炸裂している場面に遭遇したからです。
私はある人の言動に怒りの感情を抱いてしまいました。
「怒るな、悲しめ」の原則を認識していながら、それに従うことができなかったのですね。
私にはある尊敬する人がいます。「人間関係」における「感謝」を重要視されている方です。
その方が「ビジネスの世界では少し注意が必要だ」と仰っていたことを思い出しました。
ビジネスの世界では、謙虚であることが得策ではないことも多い。
自己主張をしないと損をする場面が多い。
周りの人がすべて良い人、常識的な人とは限らない。他人を陥れて踏み台にして、自分が利するという人が存在する。
と言います。
さらには、
いつも謙虚だと舐められてしまう。
周りが気づいてくれない。よく頑張っていれば誰がが見ててくれる、という言われ方もするが、いつそのような幸運が訪れるかは分からない。自分から取りに行かないと手に入れることができない。
言うときは言う、という心持ちが必要。声のでかいやつが勝つ。
とも言われていました。
ビジネスの世界で成功した方から発せられた言葉に重みを感じたのです。
私は、楠木建さんの「怒るな、悲しめ」の原則を習慣化することを心がけながらも、場合によっては「怒ってもいい」といるルールを持つことにしました。仕事にかかわる環境に限定です。
ただ、反応のままに怒らないようにはしたい。そのことを認識して怒りをあらわにしようと。
いつしか「怒るな、悲しめ」の原則自家薬籠中の物とし、楠木建さんの仰る下記の境地に入りたいと思っています。
「怒るどころか、威張る人と接するのが次第に面白くなってくる、楽しくなると言っても過言ではない。その人の寂しさに思いを馳せ、悲哀をかみしめているうちに、人間という生き物が面白くなってくる。」
何年かかるかは分かりませんが少しずつでも進んでいきたいと思います。