「大人」と「子ども」の違いとは?
こんばんは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
あなたは週末初日をどのように過ごしましたか?
8月のレビューと9月の方針検討に励むことができましたでしょうか? まだあと1日残っていますので、気を抜かずにこの重要な活動に勤しんでいきましょう。
昨日の記事では、『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』(ダイヤモンド社 2016年)から、私の心に残った「『イラッとする』のは幼児性の表れ」という記述について話を始めました。
楠木建さんのいう「幼児性」の1つ目を詳しく考えていきたいと思います。
「身の回りのことがすべて自分の思い通りになるものだという前提で生きている人を『子ども』と言う。『基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならない』という前提を持っているのが大人。」
「大人の幼児化」は「大人が自己中心的になっている」ことである。私は何となくこのように考えていました。
楠木建さんの表現は分かりやすく、大人と子どもの違いが明確に示されています。腑に落ちませんか?
「幼児」は、物事がすべて自分の思いどおりになるべきだという前提で生きていますよね。これはすんなりとわかります。
こういう前提で生きている人を「子ども」と言う。この「子ども」は幼児に限られません。こういう前提で生きている人は、幼児でなくとも「子ども」なのですね。
一方で、「基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならない」という前提を持っている人を「大人」という。
これもすんなり頭に入ってきました。「子ども」と「大人」の対比が明確に示されていますね。
世の中は思い通りにいかないことが多い。そういう環境で生きていくためには、諦めや妥協を受け入れざるを得ません。
幼児期から青年期、成人期にかけて、社会生活の中で「すべてが自分の思い通りになるわけではない」という考え方を身に着けていくのです。
ここで、私は考えました。
「基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならない」とは分かっているが、そのことを明確に自身に語り掛けたことがあっただろうか?
なにより、その「前提」をしっかりと持っていただろうか?
答えは残念ながら、Noでした…。二つの問いいずれに対してもです。
あなたはどうでしょうか?
特に後者の「「基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならないという前提を持っている」については当てはまりますでしょうか?
明日に続けます。