目標を掲げるメリット
こんばんは。
昨日の記事では、ある調査が目標の有効性を裏付けた、という話をしました。
「経済的な成功を重視する」と答えた若者が、そうでない若者に比べて、数十年後の収入額が多かった、という話ですね。
「目標を立てることが成果につながる」ことが実証されている、ということです。
この研究で分かったもう1つの事実があります。こちらの方が個人的により興味深い。
それは、
「経済的な成功を得るという目標を立て、実際にその目標を達成した人は、人生に対する満足度も高い」
ということです。
これに加えてもう1つの調査結果を見てみないと全体像が見えません。
それは
「経済的な成功を得るという目標を持たずに、その後高収入を得た人の場合は、人生に対する満足度にほぼ影響を与えてない」
という内容。
つまり、
「幸福を感じるかどうかは、収入の額によるのではなく、目標を達成したかどうかによる」
ということなのです。
「目標達成」が「幸福」に結び付く。収入よりも大切な「幸せ」という感情。目標がこの感情をもたらしてくれる。
ここから導かれるのが、「非現実的な目標」は「幸せ」をもたらさない、ということですね。
あくまでも「達成」が「幸福感」をもたらすのですから、達成不可能な目標は幸福に繋がらない。
昨日の記事でも話したように、「自分のキャリアで絶対達成したい夢や目標」を「非現実的な目標」と同じ範疇で考えています。
仕事人生を始める前に、むりやり作った「絶対的な目標や壮大な夢」は達成することが難しい。
よって、幸福ももたらさない。
「目標」をうまく活用することで、私たちはより幸福感を得ることができる。
うまく活用すれば、目標にはメリットがある、ということです。
さらに、個人的に感じる「目標のメリット」は他にもあります。
それは私が習慣としている記録習慣から感じることです。
「目標」を「計画」と置き換えると分かりやすいと思います。
私は、日々のタスクや行動指針を毎月見直すことにしています。リストアップをして、日々その達成有無の記録をとっています。
それは「自分の人生を少しづつでも向上させていきたい」という思いだけからのアクションではありません。
タスクや行動指針を掲げること、考えることが好きなのです。楽しいのですね。
この習慣の良いところはもう1つあります。
それは、計画(=目標)を随時見直す、ということです。
何事も当初の計画通りには運びません。まさに「世の中、何が起こるか分からない」のですから。
最初の計画(=目標)に固執せず、修正を加えていく。これが自分の人生を形成していくことに繋がると信じています。
「目標」は「成果」や「幸福感」をもたらしてくれる重要な要素です。