「復習と反復」 この効果の絶大さは侮れない
こんばんは。本日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日から、私の「英語学習法」についてのお話を始めました。
私の英語学習にとっての基本ルールである「復習と反復に重きを置く」の始まりは、中学時代にさかのぼります。
復習と反復により教科書を丸暗記した私は、初めての中間試験を受けました。
その結果は、「100点満点」でした!
まあ、公立中学1年の英語レベルであれば、教科書を丸暗記すれば高得点が取れるのは当たり前ですね。
ですが、当時の私にとっては、この「100点満点」が本当にうれしい体験でした。気を良くした私は、その後も「復習と反復」による学習を続けることになります。この学習法の正しさが証明されたようにも感じたのですね。
「復習と反復」は学習初期の段階で効果的な方法です。
基礎的な知識、学びの土台となる部分を徹底的に頭に叩き込む。そうすることで、その後に続く学習内容の吸収が容易になっていく。
基本的な内容を反復練習することの効果は侮れません。ここを「徹底的に」行うことが大切。
同じ単語や文章を何度も繰り返し読み書きするのは楽しい作業ではないかもしれません。
ただ、これをすることで、その後の学習効果に大きな違いが出てきます。
学習初期は基本的な単語や文法といった英語のルールを一つ一つ学んでいく段階です。あるルールを十分にマスターしていないと、理解が難しいルールに出くわします。その挽回のために時間を要してしまうことにもつながり、効率が悪くなる。
反復することが、結果的にその後の英語習得にかける時間の短縮につながるのです。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウス博士が発表した説。
被験者に無意味な音節を覚えさせ、時間とともにどれだけ記憶したことが頭に残っているかを数値化したものです。有名な学説ですよね。
私たちが何かを学んだときに、どれほどの間までそれを覚えているのか?
たった20分後でも58%しか覚えていない。つまり42%を忘れているという実験結果がでました。
時間の経過とともに、忘れる率は高まっていき、1日後には67%も忘れてしまうのです。
人間の記憶力というのは、こんなにも頼りないものなのです。
ただ、ここで注意しなくてはいけないポイントがあります。
これらの数値は「子音・母音・子音」からなる意味のない音節を記憶した時のデータであるということです。意味のあるものや自分にとって大切なものについての記憶データとは異なります。
初期の英語学習者にとっては、英語が「意味のない」「わけの分からない」モノとも言えますから、この忘却曲線を当てはめても良いでしょう。
明日に続けます。