「目標を明確にする」ことで「身口意」を一致させる
こんばんは。
「声に出して、手を動かす」
昨日の記事では、この重要性について、その理由を示しながらお話しました。
この行為において、もう1つ重要なポイントがあります。
正確にいうと、英語学習全般の大前提として必要になることです。
それは
「目標を明確にする」
ことです。
「身口意(しんくい)」という言葉はご存じでしょうか?
いきなり話が逸れたな、と思われたかもしれませんが、後で戻ってきますのでご心配なく。
「身口意」は仏教用語で、「身業」、「口業」、「意業」の「三業」と呼ぶこともあります。「業」とは行為・造作という意味です。
「身」:行動
「口」:話す言葉
「意」」心・意識
これらをまとめて身口意。仏教では「身口意」を一致させることを心がけます。
身口意を一致させるとは、やっていること、言ってていること、思っていることに矛盾を生じさせない、ということです。
「言っていること」と「やっていること」が一致しない人は多いですよね。さらに「思っていること」まで違っていたら、もう手の施しようがありません。
良く出される例が、ダイエットとお金ですかね。
半年後に〇kg体重を落とすと言いながら(口)、ダイエットは辛いし面倒だと思い(意)、ふだん通りに食べて運動もしない(身)。
お金持ちになりたいと言いながら(口)、お金は悪いものだと思っていて(意)、お金を得るチャンスを拒んでしまう、散在してしまう(身)。
あなたも思い当たる節がありませんか?
この3つが一致することで、自分のやろうとしたことが成し遂げられる、といいます。
バラバラだとうまくいかない。
この「身口意の一致」は目標達成のみならず、お金、健康、人間関係等あらゆる場面で重要です。
身口意が一致させることができれば、幸せになれるということです。
この「身口意」は奥が深いので、別の機会に掘り下げてみたいと思います。
この本来の「身口意」とは意味合いが異なりますが、「身口意」は英語学習法にも当てはまります(と勝手に解釈しています・・)
「身」:書くこと
「口」:声に出すこと
「意」」目標を明確にすること
本当に得たいと思う成果を意識し、身体(=行動=書くこと)と口(=言葉=声に出すこと)を使って学ぶ。
こう考えると、「身口意」は私たちの生活のすべての側面に通底する思想なのだと感じます。
「身口意英語学習法」ともいえるこのメソッド。実際に試して効果を確認していただきたいと思います。