「自分の睡眠を知る」 実態を知らずして改善は図れない
こんばんは。本日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日まで、睡眠トラッカーを利用することのメリットについてお話してきました。
目標設定・達成における、「現在地」を知ることの重要性については良く聞きますよね。
例えば、「富士山に行こう!」と旅の目的地を決めたとしても、自分が今どこにいるかで交通手段がかわってきます。
睡眠についても同じこと。実態を知らずして改善は図れません。
私は「睡眠」に興味を持ち続けており、何冊もの書籍を読んできました。その度にそれらの本に書かれている手法や工夫を取り入れてきました。
ですが、「自分の睡眠を知る」という根本的な部分をないがしろにしていたのでした。
遅ればせながら、ということになりますが。これから改めて睡眠と向き合っていきたいと思います。
私が睡眠に興味を抱いたのは「日中の活動時間を増やしたい」という思いから。
やりたいこと、やらなくてはならないことが山積みの状況。時間を作り出すには、睡眠時間を削ることが手っ取り早い。そんな短絡的な発想から「短時間睡眠」についての書籍を何冊も読みました。
「世の偉人はショートスリーパーが多い」という情報にも踊らされましたね。
長きに渡り何度も短時間睡眠を試み、挫折してきました…。
今では、睡眠時間と健康についての科学的データが蓄積されており、短時間睡眠の負の側面が明らかになってきています。
「6時間以下の睡眠は徹夜と一緒」「7時間以上の睡眠が必要」というのが主流でしょうか。
これらの主張は以前からもあったようですが、睡眠ログデータの蓄積がこういった定説を裏付け始めているのですね。
私が憧れていたショートスリーパーも、「遺伝子」の影響によるという説が主流になっています。
2019年には、新たな「ショートスリーパー遺伝子」が発見されたとする論文が発表されました。
ショートスリーパー遺伝子を持つ人たちは、短時間睡眠でも毎日疲れを残さずに、睡眠不足による健康問題とも無縁。
その遺伝子を持たない人が、ショートスリーパーを目指してもうまくはいかない。
この研究結果を知って、私は「短時間睡眠」を諦めました。
睡眠時間は遺伝子に左右されるということであれば、万人に共通する「必要睡眠時間」というものはないでしょう。
自分に適した睡眠時間をとることが大切。「自分に適した」睡眠をとるためには、まずは、自分の「睡眠の実態」を知ることが重要、ということになりますね。
まだ睡眠ログをとったことがない人は是非試してみてください。(たかだか1カ月の経験者が偉そう言える立場ではありませんが…)
明日も睡眠の話題を続けますね。