お願いすることを躊躇しない ダブリンでの結末とナントでの出来事
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
遅い時間の配信となってしまいました…。今晩もしくは明朝でもご覧いただけると幸いです。
「お願いしてみることを躊躇しない」ことの大切さ。これを表す私の体験をシェアするために、アイルランドのホテルでの出来事について話を始めました。
壊れているシャワーがすぐに直せないと知り部屋の交換を打診した私に、「満室でほかの部屋はない」というフロントの紳士。一転して「新しい部屋を用意しよう」といった紳士が、実はこれからチェックインする人に、シャワーが壊れた部屋をあてようとしているということが分かりました。
「そのお客さんに申し訳ない。私が今の部屋を使い続ける。その代わりディスカウントしてくれないか」と提案した私。
それに対して、フロントの紳士はこう言いました。
「私は責任者じゃないから決められない」
その風貌から私はてっきりこの紳士が決裁権を持っていると思ったのですが違いました(笑)。
ここで引き下がるわけにはいきません。
(私は決してクレーマーではありませんw)
「今責任者に電話していただけませんか」と。
しぶしぶ受話器を取る紳士。しばらくして、
「電話繋がらない」
と言い出します。
こうなると「本当かよ!」と内心苛立ちを感じだしていたのですが、「翌朝までに対応をお願いします」といってその場を後にしました。
その日の夜ホテルに戻ると、別のスタッフから話があり、一部の返金を打診されたのでした。
これは言わなければ得られなかったのは確か。ホテルは(紳士は)客の不便を解消しようとするどころか、何もしないで済まそうと考えていたのが見え見えでしたから。
私は、このアクションの結果受け取った返金で、ギネスをもう何杯か飲むことができました(笑)。
旅つながりでいえば、こんなこともありました。
フランスはナントのホテルに夜遅くにチェックインした私。
その日のうちに大切なメールを送る必要がありました。ようやく文章を作り上げ発信しようとしたところ、WiFiが繋がらないことに気づきます。大ピンチです。
すぐさまホテルのフロントに向かい、問題を訴えます。
「ITメンバーがいないから分からない」
フランス語訛りの英語で受付のスタッフが答えます。
「何とかしてほしい。ITメンバーに連絡を取って欲しい」
と私は訴えます。
「よく分からない。よく分からない」
と、何が良く分からないのかが分からないレスポンスを繰り返す彼。まったく問題を解決しようとする姿勢が見えません。
諦めずにお願いしていると「ホテルのPCがあるから使ってみてくれ」との彼のリクエストに応えるも、やはりインターネットには繋がらない。
「インターネットが繋がらない。何とかしてほしい。」と彼に告げた私は、気分を落ち着けることも兼ねて、ビールの調達のためいったんホテルを離れます。
こんな状況でも(こんな状況だからこそ)ビールを欲する自分が微笑ましいです(笑)。
10分後ホテルに戻った私に、彼は「問題ない」と言いました。
WiFIがつながったのです。何とかその日のうちに大事なメールを入れることができました。
これも言わなければありえなかったでしょう。「私が諦めるのを待っていた彼」を私が動かしたのです。
明日に続けます。