お願いすることを躊躇しない ダブリンでの体験
こんばんは。
いつもお立ち寄りいただきありがとうございます。新年度もどうぞよろしくお願いいたします。
最近思い切って試してみたことがあります。
それは「少し無理目のお願いをしてみる」ということ。
もしかしたら相手に「非常識だ」とか「失礼な奴だ」と思われる可能性がある。でも断られたら断られたで受け入れればよい、そう思ってメールを入れたのです。
次の日の朝にさっそく返信メールが届いていました。なんと、私のリクエストを受け入れていただけたのです!
メールのトーンもソフトで、「本来なら無理なんですが、いつもお世話になっているので今回だけですよ!」といった文面でした。
ここからの学びは
「お願いしてみることを躊躇しない」ことの大切さ。
今回のように、こちらのお願いがすんなりと受け入れられることもあります。お互いの関係を悪化させることもなく。
クレーマーになれと言っているのではありませんので、くれぐれもお間違え無く。
押さえておきたいポイントは、「お願いすることで他人に迷惑をかけないこと」。
自分勝手な要求はいけません。
「お願いしてみる」という観点でこれまでの自分の人生を振り返ってみると、こんなことがありました。
ビール好きの私は本場のギネスを楽しむためにアイルランド・ダブリンを訪れたことがあります。3泊4日の小旅行でした。
ダブリンはけっこう物価が高く、ホテルのお値段も高め。ここは「格安旅」を標榜する私の腕の見せ所。何とか予算範囲のホテルを見つけました。
ギネス以外にも体験したいことが山ほどあり、朝から晩まで予定をびっしりと詰め込んでいました。
チェックインは遅い時間で疲れていたこともあり、そのままベッドに直行。
その翌朝、シャワーを浴びようとしたときに、水温が上がらないことに気づきます。現地ツアーの集合時間が迫っていたので、水を浴びてホテルを後にしました。
その次の日の朝。今度は水温が下がらない…。調節のつまみをどういじくってもうまくいかない。その日も急いでいたため、そのままホテルを後にします。
その日の夕方にホテルに戻った私は、フロントにシャワーの不調を訴えました。わかったのは温度調節のつまみが壊れていたこと。
「業者が休みで2日後でないと直せない」というフロントの紳士に対して、私は部屋の交換を打診しました。
それに対し「満室でほかの部屋がない」と彼は言います。
「ではどうすればよいのでしょうか? 翌朝もこのシャワーで我慢しなくてはいけないのでしょうか」という私。
すると、彼は一転「君のために部屋を開けよう」と言い出します。よく話を聞くと、一部屋空きがあったのではなく、翌日チェックイン予定の客に私の部屋を当てようとしたことが分かりました。
私は「そのお客さんに申し訳ない。私が今の部屋を使い続ける。その代わりディスカウントしてくれないか」と申し入れます。
この後に、この紳士がとった行動は?
明日に続けます。