今こそ読みたい海外一人旅のバイブル
こんばんは。本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
読書欲がおさえられず年間読破数のレコードを更新する勢いで進んできたこの3カ月。ただ、これまでの私の読書歴とは少し異なることがあります。
今年の私は何が違うか?
それは小説を手にする機会が増えたことです。
これまで私が手にする書籍といえば、ビジネス書が中心。自伝やエッセイも読みますが、どちらかというと実用的な本がメインでした。
私にとって小説は「学び」というよりは「娯楽」というイメージが強く、読書時間にカウントしてはいけない気がしていたのです。
ですが、ある一冊の作品との出会いが、その固定観念を打ち砕いてくれました。
その作品は『深夜特急』です。
旅好きの人、特に海外での一人旅にはまっている人なら誰もがご存知ですよね。
“バックパッカーの聖書(バイブル)として名高いこの作品。格安航空券を手に、冒険へと踏み出す若者が激増したとも言われています。不朽の名作です。
海外一人旅グループの末席に座っていると自負する私も当然この本は知っていました。多くの旅人がこの著書について熱く語っている記事も目にしてきました。でも、これまで実際に読んだことがなかったのです…。
末席に座る資格がありませんね…。
『深夜特急』に改めて注目したのは、私が毎日楽しみにしているある方のブログの記事を読んだから。
この方のブログからは本当に学びと刺激をもらっているのですが、その方が沢木耕太郎さんについて熱く語られているのを数日にわたり拝読したからです。
「この人がいうのだから間違いない。」
私はそう思いました。そもそも沢木耕太郎さんという大小説家が間違いのはずはないのですが…
「そうだ。まだこの作品を読んでいなかった。今読まなくてどうするんだ!」と心が躍りました。
この不朽の名作にあまり詳しくない方のために基本情報を。
Wikipediaからの引用です。
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産経新聞に途中まで連載された後、1986年5月に1巻・2巻(沢木は「第1便」「第2便」とつけている)が、1992年10月に最終巻(第3便)が新潮社から刊行された。また、新潮文庫からは6冊に分冊化される形で文庫本として出版されている。
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私が読んでいるのは最初の3冊集の方。第2便まで読み終えて、これから第3便にとりかかろうという段階です。
それなりのボリュームがあるのですが、一気に読み切ってしまいました。ページをめくる手が止まらない。時間を忘れて読みふける作品に出合えた感動。久々に感じました。
明日に続けます。