フランスとオランダ 食に対する考え方の違い
こんばんは。
ここ数日にわたり美食の国フランスでの食体験についてお話ししてきましたが、昨日はオランダ・ベルギーに話が脱線してしまいました...。
フランス、ベルギー、オランダ。この3か国を旅した私の経験の範囲ですが、これらの国々の食に対する考え方はかなり違います。
フランス料理のクオリティの高さは世界が認めるところ。そして、ベルギーもよく美食の国と呼ばれます。この2か国と比べると、オランダ料理の評判は低いですよね…。
3か国の中から1つを選べと言われれば、私はオランダに1票を投じます。私はグルメではありませんのでw
オランダはB級グルメともいうべきスナックが充実しているのがありがたいのです、私にとっては。昨日お話ししたフリッツの他にも、クロケットやビターバレンというビールと相性抜群のスナックがそろっています。
クロケットはオランダのコロッケ。日本のものとは異なります。細長い俵型。ホワイトソースを使ったクリームコロッケに近い感じです。カリカリの衣とトロ~っとした中味。うまいです。「クロケットが自販機で売られている」という話は有名ですよね。
ビターバレンは丸い一口サイズのクロケット。これにマスタードをつけて食べると何杯でもビールを飲めます。
これらの食べ物が好きというよりは、ビールに合うからオランダに一票を投じしたのかもしれません。
フランスはワインの国。ビールの地位が低いと感じます。ビールの銘柄も少ないですし…。
オランダびいきの私ではありますが(ビール好きなだけかも…)、ランチではフランスに軍配があがります。
オランダのランチは素っ気ない。悪く言えばお粗末です。ランチは簡単に済ませるという文化なのでしょうか。手作りのサンドイッチで済ませる人も多い。外で美味しい料理を堪能するという人はあまりいないような気がします。
一方のフランス人は食を楽しむことを忘れません。ランチには多くの時間を取りますし、一日のメインイベントのような感があります。
とある工場の食堂にお邪魔したことがあるのですが、その豪華さに驚きました。メニューが豊富で、それもかなり手の込んだ料理。レストランで食べるようなクオリティでした。勝手な想像ですが、食堂の料理がお粗末だったら社員から文句が出るのかもしれません(笑)。
また、別の機会ではランチボックスを用意いただいたことがあるのですが、そのオシャレなこと。上品な料理がきれいに小分けのプラスチック容器に入れられていて見た目も素晴らしい。ランチへの本気度を感じた体験でした。
それに引き換え朝食は淡白な気がしますね。ガレットとミルク、フルーツだけといった感じ。これは私が安ホテルにしか泊まっていないからかもしれません(笑)