美食の国フランス
こんばんは。本日もお立ち寄りくださりありがとうございます。
沢木耕太郎さんの『深夜特急』を読んで、旅をしたくなってしまった私。これまでの自分の旅を振り返ることが多くなりました。
今日からは、そのいくつかをお話したいと思います。お付き合いいただければ幸いです。
2月の記事で、私の忘れない旅、モロッコツアーについてお伝えしました。
2月10日の記事が最後になります。
以前の私はモロッコという国は当然知っていましたが、特に興味は持っていませんでした。『カサブランカ』という名作の舞台になった都市がある国。そのくらいの知識しか持っていなかったのです。
そんな私がなぜモロッコに惹かれたのか?
それは北アフリカ発祥のある料理との出会いにさかのぼります。
私はある年にフランスを訪れる機会がありました。パリで数日過ごすことになったのです。
夕食を取るべく、ホテル近くのレストランを物色します。食べたいものや行きたいレストランがあったわけではなく、美味しくてフランスっぽいものを食べたいな、と思っていました。
フランスは美食の国として有名ですよね。世界三大料理にも数えられています。庶民派を自認する私は、俗にいう「フランス料理」というものが苦手です。上品で洗練された料理の数々。美味しいとは思うのですが、気取っているようで自分に合わない気がするのですね(笑)。そして、前菜、メインを一皿ずつ選んだり、ドレスコードやテーブルマナーを気にするのも何か面倒に感じる。
というわけで、いわゆる「レストラン」と呼ばれる少し高級なレストランには入ったことがありません(笑)。カテゴリーでいうと「ビストロ」、「ブラッスリー」といったお店を主に選んでいました。といっても、そのレストランがどのカテゴリーに属しているのか気にしたこともなく、よくわかりませんでしたが(笑)。
私はその土地でしか食べられないようなメニューを食べるのが好きです。皆さんもそううだと思います。食は旅の醍醐味。私にとっては、ローカルな食事を楽しむことが旅のメインイベントです。
それまでにフランスで私が試していたのは、エスカルゴ。そう、カタツムリですね。日本にいるとあまりカタツムリを食べようとは思いません。
そして、うさぎの肉。これも日本では食べませんよね。正直味は覚えていませんが…。そして異国の地にいる、という気分も味わえます。
あとは、「ガレット」。そば粉で作るクレープのような料理。これは私のお気に入り。ブルターニュ地方に旅する機会があるときには必ず食していました。シードルと一緒に食べるガレットは至福の時間をもたらしてくれます。
明日に続けます。