やる気の無さを環境のせいにしない 自分で起こそう!
こんばんは。月曜日が始まりましたね~。今日はどのような一日を過ごされましたでしょうか。
昨日は「やる気の正体」について書きました。
といっても、池谷先生の受け売りですが…。
昨日の記事で触れた著書の中での池谷先生の言葉。
「やる気が出たからこぶしを上げるのではなく、こぶしを上げたから何だかやる気が出る」
の後に、先生はこう続けています。
「朝、体を起こすから、起きるんです。テレビを見て笑うから面白いんです。泣くから悲しいんです。カラダは反射。でもカラダが動くことで脳がつられて。『ああ、そうなんだ』ということになる。」
そう、カラダを動かすことで脳がだまされて「やる気」になるというのです。
これは皆さんも体験されていると思います。例えば、
・なかなかブログ記事を書く気がわいてこないが、とりあえず書き始めたらどんどん筆が進んだ。
・物置や押し入れの整理に腰が引けていたが、やり始めたらとことん熱中してしまった。
といったことが。
これは、決してたまたまではなく、脳の仕組みがそうなっているのですね。
以前の記事で「気分がひどく落ち込んだときに」おすすめの行動をお伝えしました。
その中には「歩く」「掃除」「料理」がありましたね。
気分がひどく落ち込んだときにはなかなか動けないもの。そんな時でも、なんとかできる負荷の小さなものに取り組んでいただきたい、との意図でお伝えしました。
この著書を読んで、これらの行動はは脳の仕組みをうまく活用しているのだな~、と認識しました。
どんなに小さくても少なくても良い。まずは「体を動かす」こと。そうすることで、小さな「やる気」を引き出す。やる気は増長していくので、その活動集中するだけでなく、その他の対象にも前向きに取り組むトリガーとなる。家事の素晴らしさはここにもあるのだな~、と妙にうれしくなったのです。
このように、私はこの仕組み(からくり)自体にも興味を感じたのですが、それ以上に反省と希望の念を感じました。
「やる気」を環境や周囲のせいにし続けてきた自分を恥ずかしく感じ、そして、「やる気」は自分でコントロールできるんだ」という光を見出した、とでもいいましょうか。
「やる気」は「起きる」ものではなく「起こす」もの。
何となくは分かっていたつもりでも、こうやって言語として認識するとしないとでは、実際の行動に違いが表れてきます。言葉と認識してこそ、主体的に活用できるのです。